治療例

男性

【症例47】1年半前から治らない食後の腹痛

  • 患者さま

    男性 10代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    8回

  • 通院頻度

    1週間に1回(6回目以降は2週間に1回)

症状・経過

大学受験時のストレスがきっかけで1年半前から腹痛と下痢が起きるようになった。朝食後に強く痛み、昼食や夕食後も同様に痛むときがある。

低フォドマップ食を取り入れてから下痢の症状はおさまったが、腹痛に変化はなく一日中痛むこともある。

消化器内科で過敏性腸症候群と診断された。イリボー、セスデンを処方され、服用している。薬はあまり効果を感じない。

インターネットで当院を見つけ、腹痛の症状を改善し勉強に集中できるようになりたいと来院した。

治療内容と経過

お腹を確認すると胃のあたりや肋骨周囲、へそから下腹部にかけて硬く緊張し痛みや不快感があった。手や足のツボに鍼をするとお腹の緊張や痛みが軽減した。本人もその場で「腹痛が楽になった」と変化を実感した。

施術後も毎日の腹痛が軽くなった。

5回の施術で毎日あった痛みが、まったくない日もあった。

症状が安定してきたため、6回目以降は通院を週1回から2週間に1回にのばしながら通院中。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

LR合谷、LR四瀆、L陰陵泉、LR外丘、LR上巨虚

考察

来院時は腹痛のため思ったように勉強できず気分も沈んでいたが、症状の軽快とともに気持ちも軽くなりバイトも始められるようになった。

症状が強く出ていたときは、脂っこいものや炭酸水で悪化していたが、8回目くらいには食べ物による症状が出なくなった。

低フォドマップ食以外でも症状が悪化するケースはあるので、その人の体質に合ったアドバイスをしていきたい。

【症例43】ひどい腹痛と残便感で食事や登校ができない高校生

  • 患者さま

    男性 10代 高校生

  • 通院期間

    7ヶ月

  • 通院回数

    12回

  • 通院頻度

    1週間に1回(7回目以降は2週間に1回)

症状・経過

中学2〜3年にかけて便秘や腹痛の症状が気になりはじめた。

高校2年の時には便が硬く出にくい、ガスが多いなどの症状があり過敏性腸症候群便秘型と診断された。

現在は常に腹痛や残便感があり、月に1〜2回はトイレに2時間近くこもる。腹痛のため食事がとれない時や登校ができない日があり困っている。またテスト前など緊張したときは下痢になることが多い。

消化器内科で整腸剤を処方され下痢は多少良くなったが、便秘や痛みは変わらず現在は服用していない。症状が強く出たときは正露丸を服用している。

インターネットで当院を見つけ、腹痛や残便感などの症状を改善し、休むことなく登校したいと考え来院した。

治療内容と経過

下腹部に痛みが出やすく、お腹を触るとへその周りに硬さを感じた。腕や足のツボに鍼をすると、お腹の硬さや張りがその場で和らぎ本人も少しお腹周りが楽になったと感じた。

施術後は便が多少出やすくなり残便感やお腹の張りが和らいだ。

2回目の施術ではへそ横、へそ右下の硬さを和らげるように足や肘のツボに鍼をした。

4回の施術で普段のお腹の張りやガス症状は改善されたが、食事での腹痛が残っていることから食事指導を追加した。

7回の施術で症状が安定したので、引き続き食事に注意してもらいながら治療間隔をあけていった。

8回の施術で痛みはたまにある程度になり、11回で腹痛が2か月なかったため通院を終了とした。

同時に治療した症状

なし

使用した主なツボ

L上巨虚、L四瀆、R外丘、L条口

考察

へそ周りや下腹部の硬さが腹痛やお腹の張りを引き起こし、トイレに行きたくなる原因となっていた。

元々緊張しやすい体質ということもあるが、油っぽいもの、インスタントラーメン、パンなど腹痛を引き起こしやすいものを好んで食べていたため症状がより悪化したと考えられる。

食事指導に対して患者本人が意識して取り組んだことで、着実に症状が改善された。

【症例40】仕事ができないほどの強い腹痛と慢性胃炎

  • 患者さま

    男性 40代

  • 通院期間

    4.5か月

  • 通院回数

    13回

  • 通院頻度

    1週間に1~2回(10回目から2週間に1回)

症状・経過

単身赴任や仕事のストレスがきっかけで、1年ほど前から不定期に上腹部が痛むようになった。調子が悪いときは下痢になる時もある。

仕事ができないくらい痛むことがあり出社できない日もある。

胃腸科で検査をすると、腸内に複数の炎症や多数のポリープが見つかった。

ストロカイン、ミヤBM、コロネル、イリボーを服用している。薬は多少効いていると感じている。

当院通院中に過敏性腸症候群、慢性胃炎と診断され、セレキノン、トリメブチンマレイン酸に処方薬が変更された。

インターネットで当院を見つけ、腹痛を改善し無理なく仕事がしたいとの希望から来院した。

治療内容と経過

お腹を確認すると、胃の周囲や左季肋部、へそ周辺に硬さや不快感があった。お腹全体が冷えており、特に胃のあたりの冷えが強かった。

手や足のツボに鍼すると硬さや不快感、お腹の冷えが和らいだ。

腰痛の症状もあったため、2回目から腰痛も改善するお尻のツボも使用した。3回の施術で強い腹痛の回数が減った。

以降は症状に波がありながらも徐々に腹痛の頻度が減った。

9回の通院で多少不調の日でも仕事ができるようになった。

その後も、ストレスがかかると一時的に腹痛が出るものの、全体的に改善傾向。体調を確認しながら通院間隔をのばしている。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

LR合谷、LR四瀆、L上巨虚、L陰陵泉、LR二ノ臀

考察

お腹、特に胃の辺りの冷えが強かった。鍼をすると次第にお腹が温まり、それとともに不快感が消えて楽になることを患者とともに確認できた。元々持っていた腰回り、背中や肩の硬さも回数を重ねるごとに改善し普段の生活で気になることが無くなった。

【症例37】ニオイを指摘されてから感じ始めたガス漏れと精神的発汗

  • 患者さま

    男性 40代

  • 通院期間

    2か月

  • 通院回数

    6回

  • 通院頻度

    1~2週間に1回

症状・経過

図37

小さいころからお腹が弱く、高校生の頃からニオイを指摘をされるようになった。

もともと自覚はなかったが徐々にガス漏れを感じるようになり、センター試験では腹鳴、ガス漏れにとても悩まされた。

仕事の打合せで対人緊張時に滝のように汗が流れ、ガス漏れ、肛門の熱感がおきてどんどん焦ってしまい仕事の成果がでない。

また毎日5回ほど泥状の便があり、最近はスーパーに買い物に行くだけでも緊張する。

現在は心療内科にも通院中で過敏性腸症候群と社会不安障害と診断されている。

抗不安薬や腸の薬、漢方を処方されているがそれほど効果を感じない。

ガス漏れの施術が可能という事を知り来院した。

治療内容と経過

初回の施術前にガス漏れの検査を行うと、反応があり実際に漏れていることがわかった。

カウンセリングではガス漏れと同じくらい精神的発汗に困っているとお聞きし、お腹と発汗に関係する腕や足のツボへ鍼をした。

3回の通院で緊張時の発汗は8割、ガス漏れは3割改善し下痢も著効した。

5回目の施術前に初回と同じガス漏れ検査を行った。するとガス漏れの反応はなく本人も大きな改善を感じており、人前に出る仕事もできるようになった。

非常に遠方からなので通院頻度は7日~14日に1回のペースで通院し、現在も継続中。

同時に治療した症状

精神的発汗

使用した主なツボ

L合谷、L陰陵泉、L天井、L清冷淵

考察

ガス漏れと同じくらい精神的発汗で悩んでいた症例。

精神的発汗が改善することでガス漏れも軽減し両方の改善に繋がったと考える。

通院を重ねていくと話し方が落ち着いていく姿から、精神的余裕が出ていくことを感じることができた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例29】小学生の頃から親子関係のストレスで下痢や腹痛に

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    3週間

  • 通院回数

    4回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

図29

小学生の頃に親が離婚し言動に振り回されるようになると、下腹部の痛みと下痢を発症した。

年を追うごとに症状が毎日出るようになり、年に2~3回は激しい痛みで嘔吐、脳貧血が起こる。

社会人になってからも納品先で1時間近くトイレから出られないこともあった。周囲に迷惑をかけてしまう事が負担となり退職。

以前、消化器内科で過敏性腸症候群(IBS)と診断され、数ヶ月前に内視鏡検査を行ったが異常はなかった。

薬はミヤBM、恵命我神散を服用している。抗うつ剤が一番効くが副作用も強いため服用を中止。

親が当院のホームページを見つけ、仕事復帰を目標に来院した。

治療内容と経過

グラフ29

お腹を確認すると肋骨やへそ周囲が硬く不快感が強い。肋骨周囲はストレスで反応が出やすい場所なので症状との関係を感じた。足のツボに鍼をすると柔らかくなり不快感も減弱した。施術後の生活では腹痛、下痢ともほとんど起こらなかった。

良い状態が安定するよう週に一度通院すると、症状が出てもトイレに行くとすぐに落ち着くようになった。

現在は3週に一度のペースで通院し、目標とする仕事復帰のため就職活動をしている。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L合谷 R陽陵泉 L外丘 L曲池

考察

家庭環境のストレスで発症、増悪するケースであった。以前より関係は改善されているが今も度々悩まされている。

今回のケースではストレスとなる環境が変わらなくとも改善したことから、鍼をすることでストレスに負けない体に変化したと言えるのではないか。

県外からの来院で、初回はトイレのある電車で来たが2回目以降はバスを使い3時間以上かけて来ることができたこともストレスに強くなった証拠だと考えられる。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例26】お腹が張ってゴロゴロ、グーと音が出る下痢

  • 患者さま

    男性 30代

  • 通院期間

    1ヶ月

  • 通院回数

    4回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

26図

学生の頃からお腹が弱い自覚があった。下痢が5年以上前から週2回あり徐々に悪化。

ここ数週間は毎日水っぽい下痢があり、お腹が張って「ゴロゴロ、グー」と鳴るようになった。

仕事中や食後にお腹が張りやすく、頻繁にトイレへ行く。睡眠不足になると下痢が悪化する。

毎年の健康診断で異常はなく、病院の消化器科や内科で過敏性腸症候群の疑いありと診断を受けた。

処方された薬はほとんど効かなかったが、ストッパでは一時的な効果を実感する。

ウェブで当院を知り、スタッフも過敏性腸症候群の経験者で任せられそうと感じ来院した。

治療内容と経過

26グラフ

お腹を確認すると肋骨周囲とへその下に硬さと不快感があった。手と足のツボに鍼をするとお腹が柔らかくなり不快感が改善した。

施術後お腹の張りが3割ほど軽減し、便が固まるようになった。

同様の施術内容で通院し、3回目の施術前後に感染性胃腸炎(胃腸風邪)となり下痢が悪化したが、4回目の施術後には下痢やお腹の張り、腹鳴などほとんどの症状が消失した。

現在は再発を防ぐために徐々に通院間隔を延ばしながら通院中。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

R合谷、R外丘、L陰陵泉、R下巨虚

考察

鍼は薬などは使わないため、本人の治そうとする力を引き出し改善を目指す。そのため、施術に前向きな人ほど改善は早い傾向にある。

この方は鍼に興味があり、施術中も鍼やツボなどの質問があった。結果、非常に早く大幅な改善がみられた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例25】ひどい便秘が急に下痢に変化した高校生

  • 患者さま

    男性 高校生

  • 通院期間

    1週間

  • 通院回数

    3回

  • 通院頻度

    4日に1回

症状・経過

25絵

本人は部活でキャプテンをするなど非常にまじめな性格。

小学生の頃から便秘気味で毎日トイレに40分こもる生活を送っていたが、2週間前から急に腹痛と下痢になった。

お腹全体がギューッと痛み、毎日8回程度トイレにかけこむ。すぐに便意が起こるため学校を休んでいる。

特に食事中や食後すぐに強い便意が起こり、就寝中にも腹痛と便意で目が覚める。

近所の胃腸科で過敏性腸症候群(IBS)と診断され、CT検査をしたが腸にわずかに炎症がある程度で問題なしと言われた。

トリメブチンマレイン塩酸錠、ビオスリーは効果を感じず、ストッパは気休め程度に効果を感じる。

ウェブで当院を知り来院した。

治療内容と経過

25グラフ

お腹を確認すると右側に硬さと不快感があった。お腹全体を緩めるために右手のツボに鍼をした。次に普段からへそ下の痛みが特に強いとの訴えから足のツボを使用した。お腹の硬さと不快感が軽減したことを本人と確認できた。

施術後、昼食後の便意がおさまりトイレの回数が3~4回に減少したため、ストッパを服用して学校に通うことができた。

4日毎に3回の施術を行った結果、薬がなくとも下痢や腹痛が完全になくなり、問題なく学校へ通うことができている。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

R合谷 R元瑠 R足三里 R陰陵泉 R陽陵泉

考察

幼少期からお腹の症状を抱えていたことに加え、部活動のキャプテンをしており気さくな性格ながら責任感も強く、テストや文化祭など学校行事などでも気を使っていた為、いつの間にかお腹へのストレスを抱えていた可能性がある。

発症から2週間で通院を開始できたことが早い改善に繋がり、学校に復帰できた。

もう一度同じ状況になっても症状が出ないように手助けしていきたい。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例23】幼少期から続く急な便意と腹痛

  • 患者さま

    男性 40代

  • 通院期間

    約1ヶ月

  • 通院回数

    6回

  • 通院頻度

    週1〜2回

症状・経過

23図

腹部症状で最初の記憶は4〜5歳の夏祭りでお腹を下したこと。

それ以来、下痢や腹痛、急な便意が多く、午前中を中心に毎日10回はトイレに行く。

現在は仕事など緊張する場面、バスや車の運転など移動中にトイレに行けない不安から症状が出る。また、脂っこいものや発酵食品を食べると悪化する。

トイレを自由に使える環境では症状が改善される。

総合病院の心療内科で血液検査をしたが異常はなかった。別のクリニックで星状神経ブロックを行うがあまり効果を感じなかった。

セレキノン、ストレージ、イリボー、トリメプチンなどを服用しているが気休め程度の効果しか感じられない。

他にもカイロプラクティックや退行催眠を行ったがこれらも効果がなかった。

注射が非常に苦手で鍼(はり)治療にも恐怖感があった。しかし、過敏性腸症候群に有効と知り何としても治したいという想いから来院した。

治療内容と経過

23グラフ

お腹を確認すると全体的に硬く緊張していた。トイレへ行けない不安が症状に繋がることや下痢の症状があることから、それに対応する手と足のツボに鍼をした。本人がお腹を触っても緊張が緩和したことを分からなかったが、施術者が十分柔らかくなったことを確認できたため初回の施術を終えた。

2回目の来院時に「自分のお腹が今までと違った。柔らかくなったと言われた意味が分かった」と報告を受けた。施術と合わせて食事指導も行うと1日のトイレの回数が半分になった。

3回目の後には緊張する場面でも症状が出ず、以降も徐々に症状が出る事が減った。

6回目の施術でどの症状もほとんど気にならなくなった。

ここまで週に1〜2度の頻度で施術を行ってきたが、2週間に一度の間隔にあけて通院を続けている。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L合谷 L陰陵泉 L足三里 L元瑠 LR陽陵泉

考察

鍼への恐怖、不安は完全に消えないものの、施術を重ねる事で徐々に慣れていった。

こちらの声かけや、説明を何度も行う事で不安が軽減されたとの言葉を頂けた。

当院は他の鍼灸院に比べても非常に刺激の少ない施術になっている。「鍼が怖い」という理由で治ることを諦める人が減るよう、今後も情報発信や声かけを続けていきたい

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例22】2ヶ月前から急に始まった水様性下痢

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    3週間

  • 通院回数

    4回

  • 通院頻度

    週1〜2回

症状・経過

22図

2カ月前から原因不明の水様便下痢が続き不安を感じている。

1日の排便回数が増え、腹部の不快感や便意が常にある。

「やる気が出ない」「外出する気が起きない」「うつ病の様にボーっとしてしまう」ため、通っていたスポーツジムも中止している。体重は5kg減った。

特に思い当たる原因がなく、家や職場など環境が変わっても症状に変化はない。

1ヶ月前に胃腸科を受診し過敏性腸症候群と診断された。イリボーを処方されたが効果ないため、量を増やしロペミンも処方されたがやはり効果を感じない。

当サイトを見つけ、似た症状や改善した口コミがあったため来院した。

治療内容と経過

22グラフ

お腹を確認すると、下腹部と胃の部分を触った際に不快感を訴えた。下痢症状は下腹部の硬さから起こり、胃の部分は気分の落ち込みに影響する。足と腕のツボに鍼をすると両部位の不快感が軽減した。

初回の施術後少し便が固くなり改善傾向にあると報告を受けた。

2回目以降も同じ部位に反応があったため同様の施術を重ねると、便が徐々に固くなり、不快感、便意が軽減した。

お腹の症状が改善するとやる気も戻り、日常生活での心配もなくなった。

2週間で3回施術するとほとんどの症状が改善されたため、通院間隔を延ばしていった。

4回目の施術後は下痢がなくなり、スポーツジムも再開することが出来た。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

LR陰陵泉 LR元瑠 L合谷

考察

過敏性腸症候群の方は、うつ病のような気分障害を併発していることが珍しくない。

これはお腹の状態とやる気などのモチベーションと繋がりがあるためである。悪い状態が長期間続くと悪循環に陥ることも多い。今回は、発症から短期間で通院を開始できたため、少ない回数で高い効果を出すことが出来た。

初診時、本人は症状に対して非常に困惑ていたが、施術をするたびに笑顔や会話が増える姿が印象的だった。

原因不明と言われ薬が効かなくても、お腹が緩めば症状は改善できた症例であった。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例21】半年前から腹痛、便意、血便が増えた潰瘍性大腸炎

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    1ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

図37

10歳の時、潰瘍性大腸炎(全大腸炎型)と診断された。

半年ほど前から毎食後に腹痛と強いくり返す便意、血便が増えた。ステロイド治療を行うと血便は一時的に改善したが排便回数が増え、来院時には血便も再発。急な胃の痛みにも悩まされるようになった。排便は1日6~7回ある。

仕事中や昼食後に移動があるためトイレが心配。

専門病院に通院し、リアルダ、ミヤBM、ファモチジン、タリオン、レスリンを服用している。

Twitterで当院のことを知り来院した。

治療内容と経過

初回の施術でお腹を触診すると全体的に張りがあり、下腹部に圧痛があり日常的にも下腹部に強い痛みが起こる。

まず全体的な張りを改善するために手のツボに鍼を1本すると張りが緩和した。その後、下腹部に対して足に鍼を1本すると圧痛も緩和したため初回の施術を終え、食事のアドバイスも行った。

後日症状を確認すると施術翌日は変化を感じなかったが二日後から急な便意が治まり排便は1日2回になった。出血の量も減った。

2回目は日常生活で腰痛を起こしたため腰痛の施術も併せて行った。腰痛は改善したがお腹の症状は増悪したため、以後はお腹の施術のみに専念することにした。

その後も排便は1日1~2回、血便の頻度、腹痛とも大きく減少し維持できている。

現在は経過観察のため3週に1度通院している。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

R合谷 L陰陵泉 L元瑠

考察

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は何度か施術を行ったが、腰痛治療時のように鍼の本数が増えると効果の度合いや継続性が低下するケースが多い。

今回はお腹の施術に専念することで最小限の本数で対応できた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例20】海外出張後に悪化し腰痛が出ると下痢がひどくなるクローン病

  • 患者さま

    男性 40代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    2週間に1回

症状・経過

図38

20年以上前にクローン病を発症し専門病院にて治療を続けている。

普通便や軟便・水様便をくり返しているがここ数年は軟便・水様便が増えている。

昨年末に海外出張後に更に軟便・水様便が増え、最近は毎日下痢。腹痛はあまりないが、へその右側が硬く張った違和感、腰椎周囲に痛みが出ると下痢が治まらなくなる。

白米など固形物を食べると下痢になるためエレンタール(栄養剤)や豆腐などで食事を取っても下痢が多い。

大腸カメラで検査するが狭窄があり、医師からは炎症は小腸のみで起きていると言われている。

レミケードやペンタサ、アザニン、タンナルビンでの薬物療法で改善はみられているが。

鍼は薬物療法と折り合いをつけながら併用できるのではないかと考えている時にウェブで当院をみつけ来院した。

治療内容と経過

初回の施術でお腹を触診すると主訴の右側と下腹部に張りを感じた。下腹部の張りは下痢症状と関りが強いため対応する足のツボに鍼をすると張りが減弱し、便の形が少し固まった。

2週間に1度のペースで同様の治療を続けると張りや水様便がなくなり、便の固さが出てきた。

腰椎周囲の痛みも起こらなくなり固形物での食事を取れるようになったため、通院期間をのばし現在は1カ月に1回のペースで通院中。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

LR陰陵泉 R上巨虚

考察

難病指定されているクローン病だが、薬物療法との組み合わせで症状を大幅に改善することができた。

「少しでもみんなと同じように気を遣われずに食事をしたい」の目標を達成でき喜んでもらえて嬉しく思う。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例18】ストレスや人が多く静かな環境でガスが勝手に漏れる

  • 患者さま

    男性 50代

  • 通院期間

    1ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

図20

20年ほど前にC型肝炎になりインターフェロンを行った頃に発症。

毎朝排便時に強い腹痛があり、ガス(おなら)がたまり勝手に漏れるようになった。

精神的ストレスがない時はいいが

  • 人が多くて静かな環境
  • 仕事が忙しくなる
  • 会議の前夜

などで症状が悪化する。夏は冷たい飲み物をよく飲むため腹痛が起きやすい。

内科や心療内科で過敏性腸症候群(IBS)と診断された。処方されたイリボー、コロネルはあまり効果を感じない。

特に症状が悪い時はパキシルを飲むが副作用の影響があるため飲みたくない。

心療内科に通院中だが待合室でガス症状が出て辛い。

ウェブで過敏性腸症候群(IBS)に鍼が有効な事を知り来院を決めた。

治療内容と経過

グラフ20

腹部を触診すると左側全体が硬く不快感があった。問診とお腹の状態から不安感が原因と考え、対応する手のツボを使った。ガス症状に効果がある足のツボにも鍼をした。再度お腹を確認すると硬さ・不快感が楽になった。

翌日にLINEで強い腹痛がなくガスがたまった感覚が和らいだと報告を受けた。

2回目以降、週一回の通院を行い、ガス漏れに効果がある腰と膝のツボにも鍼をした。

施術をする毎に改善し、5回目のには腹痛・ガス症状がほとんど気にならなくなり、冷たいものを飲んでも腹痛はなくなった。

通院間隔をあけても症状が落ち着いているため、少しずつ間隔を伸ばしていき通院を終了。

同時に治療した症状

腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛、足のしびれ

使用した主なツボ

L陰陵泉 L合谷 L曲池 LR志室 LR委中

考察

体の緊張(硬さ)と不安感は関係がある。鍼は体の緊張を緩めることでき、結果として不安感を減らすことができる。不安感が減れば腹部症状も出なくなるので、好循環を生む。

この方も施術回数が進むにつれ精神安定剤であるパキシルを飲むことがなくなり安心されていた。

また、当院は予約制のため待ち時間がなく他のお客様と顔を合わせないよう配慮されているため、不安なくご利用頂けたのではないだろうか。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例16】6ヶ月前から続く食後の慢性下痢

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    2週間

  • 通院回数

    2回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

18図

6ヶ月前から下痢の症状があらわれ、常に便意を感じており食後は特に強い。1日10回以上トイレに行く日があり、トイレに行けない状況では不安感がある。

発症前から仕事や生活環境に大きな変化はなく原因がわからない。

最近偏った食事になっていたのでヨーグルトを食べるようになった。食べ始めは少し改善が感じられたが、現在は効果を感じない。

内科に行き薬をもらったが変化がなく、3ヶ月前から症状が悪化していた。

当院ウェブサイトの症例を見て良さそうだと感じ来院した。

治療内容と経過

18表

お腹を確認すると、真ん中が全体的に硬く特に右側が顕著だった。不安感、下痢、食後すぐの便意に対応する手と足のツボに鍼を3本打ち、本人とともにお腹の硬さが柔らかくなったことを確認し終了した。

2回目も同様のツボに加え、へその横を緩めるツボを追加したところ、施術2日後から急激に症状が改善。すべての症状が治まった。トイレの回数は1日2回になり、暴飲暴食をしたが問題なかった。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

R合谷 R陰陵泉 R足三里 R曲池

考察

発症時期から通院開始まで3か月。今回の症例は期間が短く腹痛もないことから、過敏性腸症候群(IBS)というよりも慢性下痢に近い症状であった。

しかし、何も施術しなければIBSに繋がったことも予見される。早期に通院を開始できたことで回数が少なく済んだと考えられ、早期対応の重要性を改めて実感した。

本人は強いストレスや感染症もなく思い当たる原因がわからなかった。このような場合でも、鍼なら腹部の硬さを取ることで治すことができる。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例11】朝は10回トイレに行くが午後は調子がよくなる下痢

  • 患者さま

    男性 20代大学生

  • 通院期間

    1ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

画

幼少期からお腹が弱く、高校生の頃から電車での通学時やテストで頻繁に我慢できない便意が起こるようになった。

毎日起床後3時間は5~10回ほど便意があり、「外出直前に便意があって自宅を出られない。大丈夫と思い外に出てもすぐに便意があり引き返す」症状に一番悩んでいる。

自宅や車運転中はいつでもトイレに行ける安心感から便意がは少ない。午後になれば調子が良くなる。

高校生の時に近所の病院で過敏性腸症候群と診断されイリボーを処方された。薬は効いていたが大学生になると効果を感じなくなった。大腸カメラの検査を行ったが異常はみられなかった。

過敏性腸症候群をウェブで検索し、当院の症例などに自分と似たものがあったため来院した。

これから新社会人になり仕事に差し支えることがないようにしたい、という目標で施術を開始した。

治療内容と経過

グラフ

お腹を確認すると全体が硬いため手のツボに鍼をして全体を緩めた。すると、へその横と下腹部の硬さが目立つようになったため対応する肘とスネのツボに鍼を打った。その場所が緩んだことを本人と共に確認し1回目の施術を終了した。すると便意はあるが我慢できそうな程度に軽減した。

その後週1〜2回の通院を行い、2回の施術で便意の強さ・回数とも減少していた。

4回の施術で朝の便意回数は2~3回になり余裕を持って我慢できる強さにまで軽減した。

5回で起床後の強い便意はなく、不快感を伴わない通常の便意が1,2回ある程度になった。

十分に満足できる状態になったため、間隔を伸ばし通院中。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L陽陵泉 L合谷 L陰陵泉 R足三里 L曲池

考察

起床時や午前中に強い症状が起こる人は多い。

これは就寝中に身体が冷える事が元で起床時に症状が起こり、活動する内に冷えが解消されるため時間の経過により改善していたと考えられる。

冷えの原因となっていた左側腹部と季肋部を緩めることでへその中心部の硬さもなくなり冷えなくなったため結果として起床時の症状も治まった。

学生から社会人となるタイミングは大きな不安を感じる時期だが、新人研修序盤の3週間通院することで症状が改善でき本人も前向きに仕事に取り組めそうな様子であった。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例9】下腹部とわき腹の痛みと張りで睡眠不足になる混合型

  • 患者さま

    男性 10代高校生

  • 通院期間

    3週間

  • 通院回数

    3回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

腹絵2

昨年の9月ごろから腹鳴が起こり、お腹の張りが強くなった。腹痛を伴いながら下痢・便秘を繰り返す過敏性腸症候群(IBS)の混合型の症状があらわれ、ガスもよく出る。

今年の1月から症状が悪化し、毎日便秘と下痢が繰り返すようになった。

下腹部とわき腹の痛みと張りが多いため睡眠不足になっており、起床後は腹痛が強くなる。

来院時には「便意で毎日7時間はトイレから出られない」状態で学校の授業に集中できず欠席や早退が増え成績が落ちた。

肉ばかり食べる偏食だったため、食事内容を見直したが改善はみられなかった。

近所の総合病院を2件回り血液検査とレントゲン検査を行ったが異常がなく過敏性腸症候群と診断。医師には「異常はないから考えすぎ」と言われた。

薬はラックビー、イリボー、コカール、パンテチン散、重質酸化マグネシウム、コロネル、ガスチモン、ミヤBM、漢方の大建中湯、六君子湯、芍薬甘草湯など様々なものを試した。

母親がウェブ検索で当院を見つけ、改善例を見て来院を決めた。

「4日後の学年末テストの追試を受ける事ができる状態にならないか」と相談があった。

治療内容と経過

グラフ

お腹を確認するとヘソを中心に全体が膨らみ張っていた。特に左のわき腹~下腹部に痛みと張りが出現していた。

IBSの混合型の反応ポイントと、本人が症状を訴える部位が一致したため対応するスネのツボに鍼を2か所打った。

本人、術者ともにその場で痛みと張りの軽減を認識し初回の施術を終えた。

すると痛みや便意が軽減されトイレにこもる必要がなくなり、追試を無事受ける事ができたと報告を受けた。

一番気にしていた腹痛や便意が治まり学校へ行けるようになったが、残った症状を改善するために週に一回のペースで通院した。

その後、本人も納得できる状態まで改善できたので3回で通院を終了した。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L陽陵泉、L陰陵泉、L元瑠、R合谷、L上巨虚

考察

今回は症状が多岐にわたったためチェックシートで最も状態の悪い評価となった。

このような場合、何を優先的に改善したいかを確認し本人と共有することを大切にしている。今回であれば「試験を受けるため」に最も困っている症状が「腹痛・急な便意」であることを確認した。

結果として経過にあるグラフの様に腹痛や急な便意を短期間で速やかに改善でき、追試を受けられた。

3回の施術ですべての症状が改善されたわけではないが、母親含め評価を頂くことが出来た症例である。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例8】我慢できない便意とアルコールを飲むと必ず下痢になる

  • 患者さま

    男性 30代

  • 通院期間

    2週間

  • 通院回数

    4回

  • 通院頻度

    週2回

症状・経過

絵10

高校2年生の頃から電車通学時や部活の試合で激しく動いた後に腹痛や下痢があった。

現在は調子が悪いと起床時に胃のあたりが重く感じ、車での通勤時に腹痛や強い便意でコンビニに寄る事が多い。それ以外の時間は電車に乗る時以外ほとんど症状はない。

今年の夏から排便が我慢できない程の非常に強い便意が起こるようになり、アルコールを飲んだ翌日は必ず水様便になっていた。

肝臓の数値が悪く近所の内科医からアルコールを禁止され、止めると強い便意や下痢の症状はある程度改善される。

同じ内科で内視鏡や腹部エコー、胃カメラなどの検査を行ったが異常はなく、過敏性腸症候群との診断。

イリボーを処方されたが初めの1週間しか効果を得られなかった。

また肩こりと慢性的な睡眠不足に悩まされている。

過敏性腸症候群で検索し当院が見つかり、自身の症状と様々な共通点が見つかったため来院した。

治療内容と経過

グラフ10

お腹を触って確認すると全体的に左側の緊張が強かった。まずは腹部全体の緊張・睡眠不足・肩こりを改善できるツボに鍼をした。

腹部全体が緩んだことを確認してもらうと「凄い、不思議だ」と何度も繰り返していた。

続けて下痢と便秘を繰り返す交替型の症状を緩和するためスネのツボに鍼を使用した。

その後、肩の痛みやコリが軽減したことも確認できたので1回目の施術を終了した。

後日ぐっすり眠れたことや下痢が改善傾向であるとの報告を受けた。

2回目以降の施術では胃周囲が重いと症状が悪化しやすい事に注目し、その場所を緩める肘やスネのツボに鍼を行った。

週に2回のペースで施術を続け、4回目の通院後には通勤時の腹痛、強い便意はほとんど起こらなくなり下痢もさらに改善された。

また食事のアドバイスも行い、本人や家族に取り組んでもらった。

年末年始は2週間通院間隔があいたが、症状はほとんど出現しなかった。

食事を意識すれば調子をコントロールできるようになった。

同時に治療した症状

肩こり 睡眠不足

使用した主なツボ

R合谷 L陰陵泉 L手三里

考察

今回の症例では比較的早いペースで改善が見られた。理由として

・IBSの症状悪化と関係が深い睡眠不足を改善出来た
・胃周囲の重さと腹部症状との繋がりに素早くアプローチした
・胃と関係ある食事の改善に本人や家族が積極的に取り組んだ

以上の事が考えられる。

特に食事の改善は今後も本人が取り組むことで症状をコントロールできるようになった。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

 

【症例7】朝に症状が悪化する10年以上続く下痢や急な便意

  • 患者さま

    男性 50代

  • 通院期間

    5週間

  • 通院回数

    7回

  • 通院頻度

    週1〜2回

症状・経過

j腹

中学生の頃から腸が弱いと感じ、慢性の下痢で悩んでいる。10年ほど前から常に軟便か水様便しか出ない。

朝の時間帯は起床・朝食・出勤など事ある毎にトイレに行く事が多い。

仕事は管理職をしており、部下や取引先との関係で常に緊張感が強くストレスを感じている。仕事中、急な便意があるためトイレの場所を把握しておかないと不安である。

アルコールをよく飲むため、それが原因と考え控えたこともあるが症状が緩和されなかったため、現在は週に5~6日は飲んでいる。

年に1回大腸の内視鏡検査を行っているが毎回異常なしと言われ、内科にてイリボーや整腸剤を処方されるが効果を感じていない。

ウェブサイトで当院を知り来院した。

治療内容と経過

グラフ太

まずはお腹の状態を確認すると左側の張りが強く、違和感の訴えがあった。仕事の緊張感が腹部へ影響を与えていると考え、ストレスと関係の深い手のツボに鍼をした。

続けて下痢の時に反応が出やすい腹部のポイントを触ると痛み・張りを訴えたため関係するスネのツボに鍼を打った。

最後に腹部の痛みと張りが緩和されたことを本人とともに確認し、初回の施術を終えた。

その後、週に1~2回のペースで通院を続け3回目の治療後から便に固さが出始め、急な便意や腹部の不快感の減少を自覚できるようになった。

4回目の治療時に下痢の反応ポイントを確認すると右側に痛みを感じ、左側に張りがあったため両側のツボに使用した。

後日確認すると便の形状が大幅に改善したとの事だった。また、これまで「我慢できない急な便意」のみだったのが「焦ってトイレに行かなくてもいい普通の便意」が10年振りにあり「昔はこんな感覚だったと忘れていた」とのことであった。

その後も左右のツボを同時に使い治療を重ね、7回目の治療後で更に症状が改善された。年末年始に治療の間隔があいても症状は沈静化していた。

他にも症状があったため通院していたが、仕事の関係で通うことが出来なくなり治療を終了した。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

LR陰陵泉 L合谷 L足三里

考察

これまで様々なことを試しても下痢に効果がなく、鍼が初めてであることもあり強い不安感があるように感じた。

過敏性腸症候群はその場で効果を確認することが難しい中、何度か通院して頂く必要がある。そのためにも本人の不安を減らし変化を感じてもらうため、鍼の前後にお腹の張りや痛みの改善を実感してもらうことを重視した。

結果通院のたびに不安の表情が消えていき、7回の施術で大きな成果を上げることが出来た症例であった。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例5】部活のストレスで発症した下痢と残便感

  • 患者さま

    男性 10代 高校生

  • 通院期間

    3週間

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    週2回

症状・経過

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中学2年生の頃から部活が厳しくなり、そのストレスから下痢と残便感の症状が出現した。毎年、夏に悪化し秋になると沈静化していたが、今年は症状が更に悪化し夏を過ぎても症状が沈静化しなかった。

不安のため学校の休み時間の度にトイレに行くが、授業中にもわき腹の痛みや便意が襲ってくるため集中できない。食後は症状が悪化する。帰宅後や休日は症状は軽快する。

6月に近所の消化器内科を受診し、過敏性腸症候群(IBS)と診断されイリボーを処方された。夏の間は十分な効果が有ったが10月から急速に効果が無くなった。

水のような下痢と頻回な便意で大学の受験勉強に差し支えると考えた親に連れられ来院した。

治療内容と経過

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腹部を確認すると強い痛みはないものの全体に硬さがあり、特に右わき腹に顕著であった。腹部全体を緩めるため手のツボを使用し、下痢症状に対して有効な足のツボに鍼をした。

本人と共に腹部の緩みを確認できたため、1回目の施術を終了した。

すると急な便意・腹痛の回数、残便感などが大きく減少し、4ヶ月ぶりにしっかり固まった便が出た。

その後も週2回の頻度で通院を続け、緩やかに症状が軽減し生活にほとんど支障はなくなり大学受験の勉強に集中することができた。

大学入試が終わりストレスが減ると、さらに症状は改善したため通院を終了した。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

R合谷 R陰陵泉

考察

下痢や残便感の症状は年齢が若いほど効果は早く出る傾向がある。

今回も本人が「よくなりすぎて不安」と言うほど1回の施術で大きな変化が出た症例となった。

学校という自由にトイレに行けないストレスや受験のプレッシャーでIBSが悪化する学生は多い。

そのようなストレスが原因とよく言われるが、環境を変えることなく鍼だけで改善することができた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例3】37度代の発熱や嘔吐、1日に6回以上強い腹痛があるクローン病

  • 患者さま

    男性 10代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    6回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

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昨年の夏頃から非常に強い腹痛と下痢に悩まされ始める。初めは近所の胃腸科に通院したが原因不明と言われ、今年の1月に専門病院にて入院検査を1か月行った結果、クローン病(小腸・大腸型)と診断される。

37度代の発熱や嘔吐がある。1日に6回以上強い腹痛が起こり、その度にトイレに駆け込むことがあり、強い腹痛で夜目が覚める事もある。また背中にも強い痛みが起きることがあり、腹部症状と同じくらい悩んでいる。

悪化する場合は前駆症状として口内炎が口や喉の奥にまで発症する。

学校生活では授業に集中できず、トイレや保健室の利用が度々あるため非常に困っている。

レミケードを2か月に1度点滴で使用しているが変化を感じていない。食事療法も行っており油分や食物繊維など消化しにくいものの摂取と食事量の制限をしている。

当院の内覧会に参加し、腹部や背中の痛みを軽減出来ることを知り来院した。

治療内容と経過

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腹部を確認すると全体的に緊張が強く、どの部位を触診しても痛みがあった。まず手のツボに鍼を打ち、腹部全体の緊張を緩めた。

次に下痢症状に有効なツボを用い、関連する下腹部の緩みも確認できたため、そのまま10分程度置鍼した。

施術後すぐに背中の筋肉が緩み、痛みが大幅に軽減した。

通院の回数を重ねる度に様々な症状が改善していき、約1ヶ月経過した通院6回目終了後は下痢の発症が稀となり、嘔吐・背中の痛みは消失している。

腹痛は1日6回以上あったものが1日1~2回ほどに減少し、痛みの強さも大幅に軽減している。

強い症状が消失したため、学校で1週間すべての授業を集中して受ける事ができ、クローン病を発症してから一番良い状態である。 

同時に治療した症状

背部痛 頭痛

使用した主なツボ

R合谷 R陰陵泉

考察

クローン病は難病指定され、下痢や腹痛、炎症症状を伴った若者に多い病気である

原因がはっきりしないため薬の効果はまちまちであり、今回のケースは薬で寛解に向かわない症例であった。

しかし当院が使用する整動鍼という技術は、病気ではなくそれぞれの症状に対し施術を行うため、はっきりとした効果を出すことが可能である。

また今回背中の痛みがあったが、お腹と背中は非常に強い関係性があり、そちらも指標として施術を行った。結果としてお腹を緩めることで、背中の痛みが消失したのが今回の症例である。

クローン病は難治性で未だ希少な病気だが、今回の結果を受け整動鍼の可能性を感じることができる症例となった。

鍼でクローン病の症状を緩和する >>

※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例2】社会人になってから毎朝ヘソの上がグルグル感じる腹痛

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    6回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

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小学生の頃から継続的に腹痛と下痢があり周囲の人からお腹が弱いとよく言われていたが、頻繁に起こないためそこまで気にしていなかった。

社会人になるとヘソの上がグルグル感じる腹痛が毎朝が起るようになり、仕事に行こうと思うと急な便意に襲われ困っている

特に電車通勤のストレスや仕事での疲れが蓄積すると症状が悪化し、睡眠時間が少ないとさらに増悪する。

また、腹鳴やガスも多く出るようになった。ただ、帰宅後や休日は症状が沈静化する。

当院に通う親族に勧められ来院した。

治療内容と経過

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まずお腹を触り硬さを確認した。すると、ヘソの横は押された痛み、左の鼠径部(足の付け根)に強い張りが出ていた。この場所を緩めるために仰向けで肘と足の甲にあるツボへ鍼を行い10分そのままでいてもらった。

お腹を確認すると張りは緩み痛みは減っていた。本人にも確認してもらい変化を感じてもらえた。施術後は腹鳴が減っていた。

2回目にお腹を確認するとヘソの横に痛みが前回と逆に出ていた。鼠径部の張りは前回と同じ場所にあったためここを一番の原因と考え施術を行い腹鳴は大幅に改善した。

3回目の施術では腹痛の改善をメインとし、腸の働きを整えるツボも加えることで腹痛、急な便意やおならも減った。

6回目の通院後、全ての症状が大幅に改善し本人も「IBSを気にすることなく通勤できる」ということだったので通院を終了した。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L太衝、R合谷、L上巨虚、R曲池

考察

学生時代にひどい症状が出ていなくとも、肉体的あるいは精神的ストレスが強くなることで症状が悪化した症例であった。実際、学生時代とは違うストレスで社会人になってから過敏性腸症候群が増悪する例も多く見受けられる。

施術では腹部の硬い場所が毎回変化するため原因を絞り込む難しさがあったが、ツボや腹部の反応を集中して確認することで反応が変化していないポイントを発見できた。

過敏性腸症候群はストレスが原因と言われるが、定期的に通院を行うことで環境に変化はないままストレスに耐えうる体の状態に改善できた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

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