治療例

炎症性腸疾患

【症例21】半年前から腹痛、便意、血便が増えた潰瘍性大腸炎

  • 患者さま

    男性 20代

  • 通院期間

    1ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

図37

10歳の時、潰瘍性大腸炎(全大腸炎型)と診断された。

半年ほど前から毎食後に腹痛と強いくり返す便意、血便が増えた。ステロイド治療を行うと血便は一時的に改善したが排便回数が増え、来院時には血便も再発。急な胃の痛みにも悩まされるようになった。排便は1日6~7回ある。

仕事中や昼食後に移動があるためトイレが心配。

専門病院に通院し、リアルダ、ミヤBM、ファモチジン、タリオン、レスリンを服用している。

Twitterで当院のことを知り来院した。

治療内容と経過

初回の施術でお腹を触診すると全体的に張りがあり、下腹部に圧痛があり日常的にも下腹部に強い痛みが起こる。

まず全体的な張りを改善するために手のツボに鍼を1本すると張りが緩和した。その後、下腹部に対して足に鍼を1本すると圧痛も緩和したため初回の施術を終え、食事のアドバイスも行った。

後日症状を確認すると施術翌日は変化を感じなかったが二日後から急な便意が治まり排便は1日2回になった。出血の量も減った。

2回目は日常生活で腰痛を起こしたため腰痛の施術も併せて行った。腰痛は改善したがお腹の症状は増悪したため、以後はお腹の施術のみに専念することにした。

その後も排便は1日1~2回、血便の頻度、腹痛とも大きく減少し維持できている。

現在は経過観察のため3週に1度通院している。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

R合谷 L陰陵泉 L元瑠

考察

潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患は何度か施術を行ったが、腰痛治療時のように鍼の本数が増えると効果の度合いや継続性が低下するケースが多い。

今回はお腹の施術に専念することで最小限の本数で対応できた。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例20】海外出張後に悪化し腰痛が出ると下痢がひどくなるクローン病

  • 患者さま

    男性 40代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    5回

  • 通院頻度

    2週間に1回

症状・経過

図38

20年以上前にクローン病を発症し専門病院にて治療を続けている。

普通便や軟便・水様便をくり返しているがここ数年は軟便・水様便が増えている。

昨年末に海外出張後に更に軟便・水様便が増え、最近は毎日下痢。腹痛はあまりないが、へその右側が硬く張った違和感、腰椎周囲に痛みが出ると下痢が治まらなくなる。

白米など固形物を食べると下痢になるためエレンタール(栄養剤)や豆腐などで食事を取っても下痢が多い。

大腸カメラで検査するが狭窄があり、医師からは炎症は小腸のみで起きていると言われている。

レミケードやペンタサ、アザニン、タンナルビンでの薬物療法で改善はみられているが。

鍼は薬物療法と折り合いをつけながら併用できるのではないかと考えている時にウェブで当院をみつけ来院した。

治療内容と経過

初回の施術でお腹を触診すると主訴の右側と下腹部に張りを感じた。下腹部の張りは下痢症状と関りが強いため対応する足のツボに鍼をすると張りが減弱し、便の形が少し固まった。

2週間に1度のペースで同様の治療を続けると張りや水様便がなくなり、便の固さが出てきた。

腰椎周囲の痛みも起こらなくなり固形物での食事を取れるようになったため、通院期間をのばし現在は1カ月に1回のペースで通院中。

同時に治療した症状

腰痛

使用した主なツボ

LR陰陵泉 R上巨虚

考察

難病指定されているクローン病だが、薬物療法との組み合わせで症状を大幅に改善することができた。

「少しでもみんなと同じように気を遣われずに食事をしたい」の目標を達成でき喜んでもらえて嬉しく思う。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

【症例3】37度代の発熱や嘔吐、1日に6回以上強い腹痛があるクローン病

  • 患者さま

    男性 10代

  • 通院期間

    2ヶ月

  • 通院回数

    6回

  • 通院頻度

    週1回

症状・経過

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昨年の夏頃から非常に強い腹痛と下痢に悩まされ始める。初めは近所の胃腸科に通院したが原因不明と言われ、今年の1月に専門病院にて入院検査を1か月行った結果、クローン病(小腸・大腸型)と診断される。

37度代の発熱や嘔吐がある。1日に6回以上強い腹痛が起こり、その度にトイレに駆け込むことがあり、強い腹痛で夜目が覚める事もある。また背中にも強い痛みが起きることがあり、腹部症状と同じくらい悩んでいる。

悪化する場合は前駆症状として口内炎が口や喉の奥にまで発症する。

学校生活では授業に集中できず、トイレや保健室の利用が度々あるため非常に困っている。

レミケードを2か月に1度点滴で使用しているが変化を感じていない。食事療法も行っており油分や食物繊維など消化しにくいものの摂取と食事量の制限をしている。

当院の内覧会に参加し、腹部や背中の痛みを軽減出来ることを知り来院した。

治療内容と経過

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腹部を確認すると全体的に緊張が強く、どの部位を触診しても痛みがあった。まず手のツボに鍼を打ち、腹部全体の緊張を緩めた。

次に下痢症状に有効なツボを用い、関連する下腹部の緩みも確認できたため、そのまま10分程度置鍼した。

施術後すぐに背中の筋肉が緩み、痛みが大幅に軽減した。

通院の回数を重ねる度に様々な症状が改善していき、約1ヶ月経過した通院6回目終了後は下痢の発症が稀となり、嘔吐・背中の痛みは消失している。

腹痛は1日6回以上あったものが1日1~2回ほどに減少し、痛みの強さも大幅に軽減している。

強い症状が消失したため、学校で1週間すべての授業を集中して受ける事ができ、クローン病を発症してから一番良い状態である。 

同時に治療した症状

背部痛 頭痛

使用した主なツボ

R合谷 R陰陵泉

考察

クローン病は難病指定され、下痢や腹痛、炎症症状を伴った若者に多い病気である

原因がはっきりしないため薬の効果はまちまちであり、今回のケースは薬で寛解に向かわない症例であった。

しかし当院が使用する整動鍼という技術は、病気ではなくそれぞれの症状に対し施術を行うため、はっきりとした効果を出すことが可能である。

また今回背中の痛みがあったが、お腹と背中は非常に強い関係性があり、そちらも指標として施術を行った。結果としてお腹を緩めることで、背中の痛みが消失したのが今回の症例である。

クローン病は難治性で未だ希少な病気だが、今回の結果を受け整動鍼の可能性を感じることができる症例となった。

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※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

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