どうも、北川です。
この写真、哀愁漂ってますが15年ぶりに寝違えになりました。朝起きて、寝たまま伸びをしたら「グキッ」。全く首を動かせませんでしたが、自分で自分を治療して二日目がこの仕上がりです。正面から撮った写真です。
楽な動きと辛い動きがハッキリしてくると、体は勝手に楽な姿勢を取ります。この時の私にとってはこれが楽な姿勢です。患者さんから不審がられましたが、このまま乗り切りました。
首じゃなくても、ぎっくり腰で腰が固まるとか、お腹が痛くてうずくまることしかできないなど。皆さんもこれに近い経験があるのではないでしょうか。
どこかが痛い(原因)→楽な姿勢を取る(結果)
このように考えるのはご理解頂けると思います。
姿勢というのは常に「結果」として起こるのですが、これと逆の考え方も目にします。
「過敏性腸症候群の人は猫背の人が多い。これは逆に言うと猫背が過敏性腸症候群の原因なのではないか」という話を聞いたことがあります。
「◯◯の原因は猫背だった!」という話、あなたも聞いたことあるのではないでしょうか?本屋ではそんな商品がたくさんありますね。まるで、猫背は万病の元かのようです。果たしてそうなのでしょうか?
先程の話から考えれば、猫背という姿勢はあくまでも結果であり猫背になる原因があるはずです。猫背であることが楽な理由と言ってもいいでしょう。
猫背になる原因を考え必要なら取り除くことが重要なのです。
最初の過敏性腸症候群の話で言えば、内臓の状態悪化が原因で猫背という姿勢は結果です。
猫背が楽だと体が判断しているのに「まっすぐピンとした姿勢が正しい」と思い込み、より状態を悪化させてしまう患者さんもよく目にします。
猫背を直そうとするより、下を向いて歩くことをやめ意識的に顔を上げることをお勧めします。
気持ちが暗くなる(原因)→下を向く(結果)
よくこのように思われがちですが、ある研究では逆の結果が出ています。
下を向く(原因)→気持ちが暗くなる(結果)
実際にはこのような現象が体では起こっています。
上を向くことで気持ちが前向きになったり明るくなるのです。こちらの方がストレスにも影響されやすい過敏性腸症候群にも効果的です。
実際、自分も中学生の時にこれを意識してから自分の気持ちが大きく変わったことを覚えています。
原因と結果の関係を知ることで、自分の体とうまく付き合いたいですね。
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