ふくぎ鍼灸院の市川です。
過敏性腸症候群(IBS)のあなたは「いつ症状が出るのだろう」と毎日不安に思っていませんか?
施術前のカウンセリングでお話を聞いていると、皆さん不安感が非常に強いなと感じています。
このような性格だと、どうしても不安感を強く持ってしまいます。しかし性格を変えるというのは非常に難しいことですよね。
自然と湧き出てしまう不安感とどのように付き合えばいいのか。
誰でもできるいい方法があります!
運動をすることで不安感を軽減することができます。
”体を動かしたら何となく気分がスッキリした”
このような経験したことがあるでしょう。事実「運動をすると不安感が軽くなる」という研究結果もたくさんあります。
運動の不安軽減効果及びうつ軽減効果に関する文献研究(たくさんの論文を分析したもの)
不安とうつに対する運動療法の有効性
これらの論文では有酸素運動(ランニングやウォーキングなど)・無酸素運動(筋トレなど)どちらでも効果があるとされています。
運動で不安感が軽くなる理由として注目されているのが「セロトニン」です。運動をするとセロトニンという精神を安定させるホルモンが出ることで不安感が軽減されます。
セロトニン以外にも、運動するメリットはたくさんあります。
どれも不安感の軽減につながります。
じゃあやってみよう!と思っても「どんな運動でもいい」と言われると迷い立ち止まってしまうのが人の性(さが)。
そんなあなたに2種類の運動を提案いたします。
基本的な種目ですが、腕立て伏せは上半身を、スクワットは下半身をまんべんなく使う優れた運動です。メリットは少しのスペースで手軽にできること。何より自宅でできるため、外出が不安な人でも安心です。
腕立て伏せができない人は、膝をついても構いません。朝・昼・夜など何回かに分けてもいいので、ある程度の回数やることを大事にしましょう。腕立て30回、スクワット50回が一日の目標です。
初めは目標回数が辛いかもしれませんが、できる範囲で続ければ徐々に体が慣れてきます。余裕が出てきたら徐々に回数を増やしてみましょう。
外に出る運動なら自転車がおススメです。ランニングやウォーキングよりも下半身の筋肉を使えます。ランニングに比べ、足が痛くなることもありません。最近ロードバイクなど高価な自転車が流行りですが、ママチャリで十分です。
万が一、途中で便意を感じることを想定してトイレの場所を確認しておくといいでしょう。歩くのに比べて速く移動できるのでトイレまで我慢しやすいのも安心です。
ガスが漏れても影響ありませんし、風景が変わり気分もいいこと間違いなし。
少し息が上がる速さで20分程度を目標としましょう。
どちらも短時間でできるので、①か②片方だけでも毎日取り組んで欲しいですが、慣れるまでは週に2〜3回で十分です。
お腹の症状だから腹筋を鍛えたほうがいいのでは?と思う方もいるでしょう。しかし、運動で腹筋が刺激を受けることで症状を誘発・悪化することがあるのでおすすめしていません。
この運動なら性別や年齢関係なくやれると思います。せっかくやるなら効果のある方法がいいですよね。
コツコツ続けて不安感の少ない毎日を過ごしましょう。
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