ふくぎ鍼灸院では低FODMAP(フォドマップ)食を含め、その人の症状に合わせた食事指導をしています。
その中で「食べる食材を絞る」というのは、患者さんにとって負担が高く、それ自体がストレスになることも。
そのストレスを減らすため、代替食品を実際に食べて具体的にアドバイスができるよう心がけています。
今回は、低フォドマップ食として利用できるパスタの食べ比べをしました。
その結果をお伝えします。
評価 | 製品名 | 原材料 | 価格 | 量(g) |
◎ |
PLUS ライスパスタ |
うるち米 増粘剤 |
489円 | 250 |
◯ |
ケンミン ライスパスタ |
精米 玄米 |
229円 | 250 |
△ |
アルチェネロ 有機パスタ |
とうもろこし粉 米粉 |
349円 | 200 |
今回試したの、上記のパスタ3種類です。
評価はオリーブオイル、塩、コショウで味付けしたときの味や弾力がどれだけパスタに近いかで評価。一番は「PLUS米粉パスタ」としました。
どれも小麦を使っておらず、お米かトウモロコシで作られています。
価格は購入したスーパーでの税抜き価格です。普通のパスタが300g158円だったので、どれも高めですね。
1つずつ見ていきましょう。
【グルテンフリー】 米粉パスタ スパゲッティ φ1.7mm 200g(2食分)◆【アレルギー特定原材料28品目不使用】世界農業遺産認定地域(清流長良川上中流域)にて栽培、製造しております。 |
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見た目、味、ともにほぼお米です。原材料がうるち米なので当たり前ですね。
味付けすると、お米感はなくなり食感もパスタに近く高評価。
その分値段も高いので、「パスタはたまに食べるだけ」という方に向いています。
農業法人Plusはパスタ以外にも原材料がお米の商品をたくさん作っています。クッキーやラスク、米粉などありますが、お菓子はてんさい糖使ってます。(てんさい糖はオリゴ糖)
先に紹介したPlusの米粉パスタと見た目や味はほとんど変わりません、原料が同じなので。
違いは弾力。こちらはかなり弾力があり、パスタとは別の食べ物に感じました。
この弾力を活かしたスープパスタが合うと感じます。
値段が手頃で手に入れやすさから、パスタをよく食べる人におすすめ。
今回紹介する中で唯一、トウモロコシがメインのパスタ。
米粉と比べると、弾力が少なく粉っぽさがあります。イメージとしては蕎麦に近くボソボソします。
黄色なので、見た目は一番パスタに近いのですが、味は一番遠いという結果になりました。
試したどの麵もそれぞれに個性がり、小麦のパスタとは違うものだと感じました。
米粉から作られる麵は米の香りが強く、そのままだとご飯を食べているよう…。
ただオリーブオイル、塩、胡椒という味付けだけでも、全ての麵がパスタのように!
つまり、一番の要は「味付け」でした。
味付けが米粉の香りやトウモロコシ粉の香りを上手く打ち消し、小麦のパスタの雰囲気を引き出してくれます。
まずは手に入れやすく手頃なケンミンのパスタから試し、弾力が気になるようであればPlusのパスタを試す。こんな順番でいかがでしょうか。
麵もそれぞれに個性があるので、その時の気分に合わせて味を楽しむのもいい!と感じました。
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