2021年1月5日の午後7時半から、ためしてガッテンで「○○を見るだけで出る!?便秘 ラクラク新対策SP」が放送されました。
当院が専門とする過敏性腸症候群の便秘型がメイン。
何かを見るだけで便秘が改善、って気になりますね。
どんな内容が放送されたのか、見逃してしまった方のために内容をまとめました。
つらい便秘でお困りの方は、ぜひ参考にして下さい。
便秘には3種類ある
どのタイプか判別することが大切。
腸の動きがわるく便がなかなか進まないので、便がカチカチになる。
水溶性の食物繊維をとるのがよく、海藻類や大麦、ラッキョウ、リンゴなどに含まれる。
レジスタントスターチも効果がある。
便の量が増え、腸内細菌の餌になる。
多く含まれるのが小豆、長芋(生がおすすめ)。
ご飯も便秘の対策になる。
ご飯は便をやわらかくし、出しやすくなる。
恥骨直腸筋が校門をしめつけて便が出なくなる
対策は排便の時に前かがみの姿勢になること。
自分でできるおすすめの運動もある。
椅子に座って前かがみになり、肛門に5秒間力を入れて緩める。
これを1日10~20セットする。
便秘にお腹の痛みを伴うのが過敏性腸症候群便秘型。
ある方法をすることで、すぐに治ってしまうかも!?
ということで、過敏性腸症候群については細かく紹介します。
元々便秘がちだったが、3年前から外出中に突然腹痛があった。
1時間はトイレにこもることは普通にある。その間もずっと痛い。
結果、いつ腹痛が出るかわからず外出もままならなく、子供の発表会にも行けなかった。
痛みを伴うのが、過敏性腸症候群便秘型の特徴。
痛みがある人は、過敏性腸症候群便秘型の可能性がある。
過敏性腸症候群便秘型の場合、腸のあちこちが絞られるように動きすぎる。
そのため便がこねくり回され腸内を進まず、水分はどんどん失われる。
ほかの便秘は腸が動かず起こるので、ここが大きな違い。
便秘の薬には腸の動きを活発にさせるものがあるので、そのような薬は逆効果になる可能性もある。
また、腸の神経が過敏になっているので痛みが出やすい。
過敏になる理由を詳しく説明します。
東北福祉大の福土先生が登場し説明してくれました。
過敏性腸症候群の原因はストレス。
原因がわかってないこともストレスになるので、原因を知るのは重要。
ストレスが体にどのようにかかわるのか。
脳の中にはCRHというホルモンがたくさん含まれている。
ストレスに遭遇すると脳の中にこれがもっと出てくる。
このホルモンは自律神経を経由して心拍数を上げ、体全体の血液循環をよくしてストレスに対抗しようとする。
しかし、腸の痛みを強くする働きもある。
原因をきちんと知ることで、不安が減りCRHが減り症状が改善することもある。
薬の効きもよくなる。
消化器内科がいい。
ただ、病院に行かない場合や診断されないこともある。
ぜひ医師になんでも聞いてください。
まずは、あまり知られていない過敏性腸症候群という病気を取り上げていただけたことに感謝です。
悩んでいる人が多いのに、病気の存在を知らない人も多いので、そういう方たちの治療の一歩になることを期待します。
Twitterでは「ストレスで便秘になるんだ」と書いている方も多く、意外と知られていないんだなと思いました。
過敏性腸症候群は原因がはっきりしない病気だからこそ、その仕組みをするのは大事だと思います。
ただ、インタビュー受けた人たちもこれを知っただけでなく、薬を併用していると思われますし、2年通院している学生も出ていたので、やはり治るのは簡単な病気じゃないなと感じました。
当院では過敏性腸症候群を専門的に治療しています。
ガッテンの内容でも改善しない、根本的に体質から治したい、そんな想いをお持ちの方の力になります。
便秘型についてはこちらにまとめていますので、ぜひご覧ください。
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木村武史
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