【お腹履歴書】下痢と腹痛に悩み続けた過敏性腸症候群20年以上の経験談 ふくぎ鍼灸院のブログ

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2017年09月21日

【お腹履歴書】下痢と腹痛に悩み続けた過敏性腸症候群20年以上の経験談

今回は、北川(35歳・男性)のお腹履歴書を書いていこうと思います。

過敏性腸症候群という病気についてはこちらを御覧ください。

現在はほとんど症状なく生活できていますが、そこまで20年以上苦しみました。

始まりは水泳教室から

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記憶している一番最初の腹部症状は、10歳に満たない頃の腹痛でした。

私は本物のカナヅチで、スイミングスクールに数年通うも25mさえ泳げませんでした。

途中から通うのが嫌で嫌で、気づくと教室に行く毎週火曜日は腹痛が出るようになりました。

最初は心配していた親も「またか」という雰囲気だったことを覚えています。

そのままスイミングスクールには通わなくなり、腹痛は治まりました。

今でも25m泳げないのは変わりませんが・・・。

「はってでも学校に来れないのか!」と言われた中学2年

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小学校高学年から中学生にかけイジメを受ける日々。

それがきっかけかはわかりませんが、中学2年生の頃から朝の腹痛と下痢に悩まされるようになりました。

休むことはないですが、頻繁に学校を遅刻するように。

ある日、担任だったM先生に呼び出されます。

なんで頻繁に遅刻するのかを聞かれ、素直に症状を伝えました。するとこう言われました。

「他の人も何かしら抱えながら学校に来ている。お前の症状ははってでも学校に来れない症状なのか?違うだろ!そんなので遅刻するのは認めない!無理してでも遅刻せずに学校に来い!」

遅刻することに罪悪感がありトイレの中で「また今日も遅刻してしまった・・・」と思っていた私は絶望を感じたこと覚えています。「無理して学校来て漏らしたらお前は責任取ってくれるのかよ!」と心の中で毒づいてました。

ネットもない時代。今よりも圧倒的に認知されていなかった過敏性腸症候群。

こんな私はただの甘えた生徒に見えたことでしょう。

症状が悪化した高校1年

これ以降もあまりお腹の調子が良くなく、高校1年の頃は学校生活に大きく影響が出ていました。

コンビニで貸し出してくれるトイレがない時代。

朝、外に出れば使えるのは地下鉄のトイレくらい。

どんどん利用者がやってくるため、ゆっくりすることも許されません。

30分ほど家のトイレにこもってお腹の痛みが治まり、安心して登校出来る状態になってから出発してました。

自分の無能さと症状の怖さで、夜や週末を恐れる日々

学校でもたびたび腹痛や下痢、腹鳴が襲ってくるため「これはそろそろ来るぞ」と感じたら、授業中だろうと構わず睡眠。

おかげで成績は毎年学年の下から2〜3番目。留年直前でした。

無症状だった高校2年の夏休み

そんな私にも、お腹の症状と無縁な時期が少しだけありました。高校2年の夏休みです。

私は自転車で鹿児島から北海道への日本縦断をしていました。1日100kmほど走ります。

今までこんなことしたことはないし、毎日野宿で体力的にキツイ。

おまけに毎日3食とも外食なので食べるものも無茶苦茶。

それなのに毎日快便なのです。それはもう、理想とするバナナ型の便が毎日大量に出る。

朝出せば、途中でお腹が痛くなることもトイレに駆け込むこともない。本当に印象的な体験でした。

夏休みが終わり、普通の生活に戻ったら症状も戻ったのですが、運動の大切さを感じました。

おすすめの運動を聞かれたらサイクリングと伝えているくらいです。

大学生という状況に助けられる

最近「大学に行ったらちょっとはマシになるんでしょうか?」と聞かれます。

私は間違いなく高校より大学が楽でした。

講義は一定数休んでもほとんど怒られることなく単位は出る。

途中トイレに出ても気にされない。

クラスという縛りがないから気分的に楽。

トイレに行きやすい講義を自分で選択できる。

どれも、高校時代にはできないこと。

文系で名前を書けば入れるような大学だったのも、結果的によかったかもしれません。

講義と講義の空き時間は常に図書館の人が少ない地下にこもり、いつでも人がいないトイレを使える状況を確保していました。

この時大量に読書をしたことで、鍼灸師への道がつながるのですがその話はもう少し先に。

二十歳を過ぎてアルコールの怖さを知る

20歳を過ぎ飲み会に参加するようになりました。

終電に乗って、急な下痢に襲われ泣く泣く降りて歩いて帰ったことはあります

地下鉄構内も閉じられるから、急いで出なきゃという焦りは半端じゃありません。

自分のお腹にアルコールが合わないことを知り、飲み会に参加することが減りました。

「お腹が弱いからやめとくわ」とは言えないんですけどね。

ほぼ無症状の社会人時代

大学卒業後、接客業をする会社に入りました。

いわゆるブラック企業で1ヶ月に300時間以上働くのはザラ。

毎朝出る鼻血で目が覚める生活でした。

しかしストレスフルな生活なのにお腹は無症状

この頃トイレにこもった記憶はありません。

その後違う仕事に就きましたが、下痢や腹痛はほとんどありませんでした。

ただ、仕事でイベントの司会などをした直後は、強い腹痛で数十分その場にうずくまることがあります。

すっかり過敏性腸症候群のことも忘れ、心配する日々から開放されると思ったのですが人生そう甘くはありませんでした。

過敏性腸症候群だと気づいた鍼灸学校時代

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3年の社会人を経て無職になった私は、以前から興味があった鍼灸(はりきゅう)への道を志し入学します。

一度も鍼灸を受けたことはなかったのですが、本の中で東洋医学的な体の話を読みとても興味を持ったのがきっかけです。

学生生活を始めるとお腹の調子は一転。以前のうように、下痢や腹痛に悩まされる日々になりました。

症状は高校生の頃よりひどく、毎日大量の下痢が何度も続く。

「もしかして何かの病気なのかも?」と思い調べ、初めて自分が過敏性腸症候群なのかもしれない、ということに気づきました

病院で検査するも悪いところはなく、晴れて?過敏性腸症候群と診断をいただきました。

病院でもらった下痢止めを飲むも最初しか効かない。

ヨーグルトや納豆、食物繊維や整腸剤などお腹にいいとすすめられるものを散々試すも全く効果なし。

むしろ悪化し「不治の病かよ」と思ってました。

今から思うと、長時間の座り続ける姿勢がお腹にとって良くないのではないかと思っています。

外回りでコンビニのトイレ情報を把握する日々

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学校は3年間ありましたが、過敏性腸症候群についての話は5分あったかなかっただと思います。

それくらい、鍼灸師の間でも過敏性腸症候群という病気はマイナーな存在です。

ただ、私が学生時代からバイトとして努めていた鍼灸院では過敏性腸症候群の治療を行っており、実際に良くなる人も目にすることで効果があることを知りました。

その中で気になったのは痛みの治療に比べると治療成績がよくないこと。

私も院長の治療を数回受けましたが変化を感じられませんでした。

外を回って往診の仕事もしていたので、通る道すがらにあるコンビニのトイレの数と混雑率を正確に把握。

もうね、便意が来たと思ったら猶予がないんですよ。常に食中毒級の勢いで襲ってくる。これがなかなか人に伝わらない。

本当にしんどかったので、その後も改善方法を模索する日々。

そんな時に出会ったのが、現在当院でも使っている「整動鍼(せいどうしん)」という鍼の技術でした。

3日間5分の治療を自分にしたら症状の9割がなくなりました。

正直言うと、お腹の症状は生まれつきでしょうがないと思っていたので、ここまでハッキリ効果が出たことに驚きました。

何より嬉しかったのは、味が好きなのに下痢するから飲めなかったコーヒーを好きなだけ飲めること。

今では毎日飲んでます。

この体験を多くのIBSに悩む人と共有し喜びたいと思い、過敏性腸症候群専門の鍼灸院を作ることを決意しました。

体質だと諦めるのはもったいない

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あっけにとられるくらい簡単に治ってしまったのですが、それは他の人への治療でも同じでした。

過敏性腸症候群の主症状である下痢・便秘に対しては、数十年苦労したのが馬鹿らしくなるくらい効きます。

私のように「体質だから」と諦めるのはもったいないなと。

治療の感想でも「改善されると思ってなかった」「効果があるか疑問だった」と書いてくれているので、鍼の効果が多くの人に伝わるにはまだまだ時間がかかりそうです。

その前に、まずは多くの人にこういう病気があることを知ってもらうこと。

同じような症状を持った人が、「私だけじゃなかった」と知って安心し前向きに一歩を踏み出してもらうこと。

こんなことを目標に今は生活しています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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