【書評】IBS克服10のステップは唯一無二のメンタル本 ふくぎ鍼灸院のブログ

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2017年06月09日

【書評】IBS克服10のステップは唯一無二のメンタル本

北川です。

世の中に「○○を治す本」はたくさんあります。私が「人見知りを治す本」を読んでいたのは周知の事実ですが、過敏性腸症候群(IBS)にもそんな本が何冊かあります。

その内容は大きく分けて二つ、病院での治療法を紹介している本と食事により自分で治すことを目的とした本です。

しかし、今回紹介する本はどちらでもありません。「自分を見つめ直し己の力で克服するんや!」という意欲的な本です。

「IBS克服10のステップ 過敏性腸症候群で悩む人&専門家へ」

IBSに詳しくない人が生半可な気持ちで読んでも難しい&実践できないため本棚の肥やしになること間違いなし!その内容を見ていきましょう。

大まかには3つのステップ

タイトルには「10のステップ」とありますが、私が独断で3つにまとめました。

  • 自分の体の変化を記録すること
  • リラックス法を実践すること
  • 論理的な思考法を身につけること

これだけ読むと簡単そうですね。

私が難しいと評した理由の一つは翻訳された本のため日本語がわかりづらいこと。そしてもう一つ、全体の7割が自分のメンタルをコントロールすることに焦点が当てられていることです。

自分のメンタルからアプローチして治す唯一の本

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IBSは心身症(精神的な影響が大き病気)と分類されるくらいメンタルと繋がりの深い病気です。しかしそれを変えるのは大変で時間がかかるため、どの本も真正面から取り上げません。

そんな中この本は10ステップの内7ステップが自分のメンタルをコントロールするために用意されています。

具体的には、

  • 心配しすぐに気づき建設的な思考を身につける
  • 強い思い込みをなくす
  • 効果的に問題を解決する論理的な力をつける

このように超実践的。そのためのワークシートも豊富に用意されています。なるほど、これを全てきっちり実践し、ストレスをコントロール出来るようになれば治るような気がしてきました。

早速私も自分に必要そうなステップだけでも試しに、と思ったのですが・・・。

現実を突きつけられる辛さったらもう・・・

私はIBSをほぼ克服し、よく陥りがちな思考法から脱却したつもりでした。

しかし、本書のステップ9を読んだ時に自分の認識の甘さを実感させられました。

引用します。

多くのIBSの人は自分に完璧を望んでいます。(中略)IBSの人は何事をする場合も非常に高い基準を設定して頑張ろうとする傾向があります。(中略)最もよくできた最近の到達点を基準に自分の価値を評価します。完璧主義の人は、自分が達成したことに満足をおぼえることがめったにありません。自分の失敗を許すことができず、物事がうまくいかない時に自分自身に厳しく当たり、自分を過度に責めます。(中略)それと同じくらい他人が自分を厳しく責めるに違いないと恐れ、失敗すると気が動転します。その結果、問題を解決するために他人に助力を求めることに消極的で、誰もが犯すありふれた失敗でも、埋め合わせをしようと躍起になります。

 

 

ぎゃー!そんなに私に現実を突きつけないでー!そういう性格だってわかってるよ!!わかってるのにやっぱり気になるんだよー。赦して・・・

読むのが辛い、辛いよ、パトラッシュ・・・

 

フランダースの犬

 

こんな感じで本を閉じたくなります。これを一人で7ステップやれと言われたら間違いなく挫折するでしょう。辛すぎる。

こういう理由で実践が難しいと感じました。カウンセラーなど他人と一緒にやらないと、逆にメンタルがやられそうです。

「IBSはコントロールできる」という気づき

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ここまでだと「あまりいい本じゃないのかな?」と思われてしまうかもしれませんが、そんなことは決してありません。

この本を使い自力で治す、ということは難しいかもしれませんが読むことでたくさんの気づきがあります。先程引用したような、IBSの人に多い思考が書かれているので気づいていなかった自分を知ることができる。読むのがそれは、症状を改善していくための大きな一歩だと思います。読むのが嫌になるレベルで性格を言い当てられれば従わざるをえません。

そしてなにより、「IBSはコントロールできる」という考え方を知ることができます。

病気で辛い時は「治る・治らない」の二元論で考えがち。少しでも症状があれば「治らない」なのでまたマイナス思考になり体調を悪化させる負のスパイラルに入ってしまいます。

しかし、コントロールできると知ることで二元論から脱却し、「どうすればどの程度改善できてどんな時に悪化するか」を観察し実行できるようになります。そのための足がかりとして非常に役立つ唯一無二の本だと思います。

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