患者さま
女性 20代
通院期間
3ヶ月
通院回数
14回
通院頻度
週1回
症状・経過
中学一年生の頃クレープを食べ過ぎて酷い下痢になってからガスが溜まり、お腹の張りや腹鳴が増えた。
人が近くにいて緊張する時、昼食後、生理前~中にガスがよく溜まる。
歯をかみしめるクセがあり、この時に空気も一緒に飲んでいる感じがする。起床後には吐き気があり胃がムカムカする。
仕事中にガス症状を感じるが、トイレへ何度も行くことができず困っている。
4月に胃腸科で過敏性腸症候群(IBS)ガス型と診断され大建中湯を処方された。服用すると効果を感じるが生理中は効かなくなる。
ウェブで病院を探していたところ鍼で治る事を知り、IBS専門の当院を見つけ来院した。
治療内容と経過
お腹を触診すると全体的にくすぐったさがあり過敏であった。胃症状や生理と関係の強い、みぞおち周囲、下腹部に硬さが見られた。3箇所のツボに鍼をすると硬さが和らぎ、くすぐったさも軽減した。かみしめるクセを改善するため、肩のツボも使用。食事指導も行い1回目の施術を終了した。
施術後に一番困っていた仕事中のガス症状は軽減し、生理時の症状も改善した。
週1回のペースで治施術を行い、3回の施術でかみしめもグセも含め他の症状も大きく軽減した。
現在は通院間隔を延ばし1カ月に一回のペースで通院中。
同時に治療した症状
生理痛、胃のむかつき、歯のかみしめ
使用した主なツボ
L合谷 LR三陰交 R曲線 L陰陵泉 R陽陵泉 L肩参
考察
触られた時のくすぐったさは筋肉の過緊張(コリ)が原因であり、これが腹部症状を起こすと考えていい。
鍼をした後のくすぐったさ改善は本人も変化に気づきやすく、効果を実感してもらいながら施術を行うことができた。
※結果には個人差があり、