【症例28】大学入試とセンター試験前に過敏性腸症候群を改善できた鍼治療 過敏性腸症候群(IBS)の治療例

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治療例

ガス型IBS

【症例28】大学入試とセンター試験前に過敏性腸症候群を改善できた鍼治療

患者さま

女性 10代高校生

来院

2017年11月

症状

図28

中学2年の頃からガスが溜まり、お腹から肛門にかけてゴボゴボ鳴るようになった。

2年程前からは、毎日下痢で水様便が多く10回ほどトイレに行くがすっきりしない。常にお腹に力が入るため、張りや苦しさも出るようになった。

授業中や塾、テスト、模試でお腹が気になり集中できず座っていられない。

内科で検査の結果、過敏性腸症候群(IBS)と確定診断されコロネルを処方された。

鍼(はり)が怖く受けたくなかったが、このままでは大学受験に万全な体調で臨めない、と母親に連れられ来院した。

治療内容と経過

グラフ28

お腹を確認すると全体が硬くなっていた。特にへそ下が緊張し強い不快感があり、みぞおち周囲が冷えていたため足のツボに2本鍼をした。本人と付き添いの母親とともにお腹の緊張が緩んだことを確認した。恐怖感が強かったためここで最初の治療を終えた。

2回目は3日後に行い、お腹全体を緩めるツボや腹痛、下痢、ガスで使うツボに鍼をした。治療後ガスや腹鳴が改善され、下痢も軟便になり授業を落ち着いて受けられた。

4回の治療を短期間で終えた後、模試の都合で3週間後に来院。ガスは気にならなくなり、お腹の張りや残便感も大幅に軽減された。学校に通学しても問題なかった。

模試やセンター試験は頓服で処方されたダイピン錠(鎮痛薬)を念のため服用し、集中することができた。

今後は大学入試が終わるまで定期的に通院する予定。

同時に治療した症状

特になし

使用した主なツボ

L合谷 L陰陵泉 LR陽陵泉 R上巨虚 R外丘 LR元瑠

考察

鍼への恐怖心で不安感が強かったため治療前に十分な説明を行い、元々少ない鍼の使用本数をより少なくした。

鍼への苦手意識は消えていないが十分な効果を得られ、センター試験に間に合ってよかった。

早期の改善には短期集中の治療、精神的なストレスを減らす、睡眠時間をしっかり確保することが重要だと改めて感じた症例であった。

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