腹痛とともに便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群 混合型の治療 ふくぎ鍼灸院のブログ

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2018年03月27日

腹痛とともに便秘や下痢を繰り返す過敏性腸症候群 混合型の治療

過敏性腸症候群混合型の治療 下痢と便秘を繰り返すIBSの症状について

過敏性腸症候群の混合型の治療では、薬だけでの完治は難しく長期化しやすいですが、過敏性腸症候群治療専門のふくぎ鍼灸院では10年20年苦しんだ人が数回の治療で改善した実績がたくさんあります。

腹痛があり長期的に下痢と便秘を繰り返す人は過敏性腸症候群の混合型の可能性があります。

具体的には、数日間便秘になりやっと出たと思ったらその直後から数日下痢が続く症状を繰り返します。

一般的な便秘との違いは、便秘の後に高確率で下痢になること、腹痛があることです。

下痢と便秘を繰り返す症状は慢性化の危険性が高く、生活に影響しやすくQOLを下げるため早めの病院受診をおすすめします。

しかし、違う症状を繰り返すため薬での対応が難しく、長期間悩まされるケースが少なくありません。

鍼灸治療であれば、悩んだ期間の長さに関係なく苦しい症状を早期に改善することが可能です。

下痢と便秘を繰り返すIBSの症状1:会議や試験など大事な場面で急な腹痛や下痢に襲われる

過敏性腸症候群の混合型では、会議やテストなど絶対に外せない場面で下痢や腹痛に襲われ、本来の力が発揮できなかったり、仕事や学校へ行くことさえできないケースが多く見られました。

しかし、過敏性腸症候群の混合型は病院の処方薬で改善しなかった症状が鍼灸の治療で改善するケースが多く、仕事や学校に行くことに不安があった人が自信を取り戻すことができます。

「会議の前になると急に腹痛や下痢になる。。。会議がある日は仕事に行くのが不安で仕方ない。。。」

「テスト前は緊張からか便秘になってガスが溜まる。テストに集中できないし辛い・・・」

「もう営業で高速道路を使いたくない・・・。急な下痢や腹痛が怖すぎる。。。」

大事な場面で下痢や腹痛が起きる理由:精神的なストレス

テスト中や電車の中、会議中や人前に出なきゃいけない時に限って下痢や腹痛が起きる原因の1つは精神的なストレスです。

ストレスが強くなりすぎると自律神経が乱れます。

その自律神経は交感神経と副交感神経があり、それぞれに役割があります。

交感神経は体の動きを活発に体を守るような働きをします。日中は交感神経が活発な状態です。

対して副交感神経は体を休める働きがあり、リラックスした状態でこの時胃腸がよく働き消化が進みます。

ストレスが溜まると自律神経が乱れる理由

ストレスが溜まると、これ以上のストレスを避けようと体が働き交感神経が強く働くことで自律神経が乱れます。

ストレスと言っても様々な種類があります。

テスト、会議で人前に立つことの緊張。友達や同僚とうまくいかないことへのストレス。親や先生、上司からのプレッシャー。多すぎる勉強や仕事の時間。将来に対する不安。

このようなものが積み重なりストレスは溜まっていきます。

ストレスが溜まるとどうなるでしょうか。これ以上ストレスを受け入れらないので、ストレスに対して過敏になり体を守ろうとして全身に力が入った緊張状態になります。

すると、脳の視床下部から自律神経に働きかけアドレナリンなどのホルモンが分泌され交感神経の働きが活発になるのです。

自律神経が乱れると胃腸の症状が出る理由

自律神経が乱れると胃腸の働きを活発にするはずの副交感神経が弱くなるので、便秘になったり消化がうまくいかず下痢になって出てきてしまいます。

少しの刺激に敏感になるので、腸へ少しでも刺激があると腹痛も起こります。

この状態が数ヶ月続くと、体は疲れてしまい抵抗力が失われます。血圧や体温が下がり自律神経の働きが乱れます。

こうなると、過敏性腸症候群を始めとした様々な症状がストレスになってしまうため、たくさん寝たり会社を辞めても体が休まることはなく、全ての症状が慢性化し自律神経は乱れ続けてしまうのです。

下痢と便秘を繰り返すIBSの症状2:通学中や授業中に急に腹痛や下痢に襲われる

過敏性腸症候群の混合型は中学生から大学生の若い人ほど発症しやすく困っている人が多い病気です。

学校へ行こうと思っても腹痛や下痢でトイレから出られず、遅刻や休みが多くなり進学や卒業が危なくなる。授業中にトイレに行きたくなっても同級生の目を気にして我慢をしたり、それが嫌で保健室登校になってしまう人がたくさんいました。

しかし、過敏性腸症候群の混合型は甘えや努力が足りないのが悪いのではなく、ストレスに耐えられない体の状態が問題なので、鍼灸治療であれば体質から変えていくことができ、根本的な改善が可能です。

「電車は人が多すぎるし、いつトイレに行きたくなるかわからないから怖すぎ・・・」

「授業で何回もトイレに行くと、サボりとか言われて辛さが全然わかってもらえない」

「学校もう行きたくない。みんなに迷惑かけるし、バカにされるし。。。」

学校や職場で下痢や腹痛が起きる理由:人間関係によるストレス

学生は1年間、同じ同級生や担任と過ごします。

人間関係がうまくいかないと毎日強いストレスを抱えることになります。

学校に行っていない間も「明日も同じように苦しむんじゃないか」と最悪な場面をイメージする予期不安が起こり、心が休まる暇がありません。

生活が不規則になり、ストレスを抱え込むことにより自律神経が乱れ下痢や便秘、腹痛を引き起こします。

不登校に繋がるIBSの症状

過敏性腸症候群の人は腹部症状だけでなく、お腹のことを考えるだけで夜眠られず不眠になったり、ストレスによる過食をおこす人もいます。

過敏性腸症候群は慢性化しやすくいつ治るかもわからない病気です。

このままでは出席日数が危ない、となってから慌てて受診してもすぐに改善が見込めないケースもあります。

過敏性腸症候群を発症している学生は自律神経失調症を併発していることが多いので、早めに病院へ行き適切な治療を受けることが重要です。

自律神経失調症の症状:低血圧

自律神経失調症の症状の一つに低血圧がります。

低血圧にはっきりした定義はありませんが、最高(収縮期)血圧が100mmHg以下だとその疑いがあります。

低血圧になると、朝起きられなるためこれが原因で学校へ行けなくなる学生が大勢います。

その他、めまいや頭痛、耳鳴りや不眠など様々な症状が起こります。

自律神経失調症で低血圧になる理由

血圧は自律神経が血管の太さを調整することで上がったり下がったりします。

自律神経失調症では、血管の太さの調節がうまく行えず低血圧になります。

そのため朝になっても血圧が上がらず、血の巡りが悪く副交感神経が強いままなので起きるスイッチが入らずなかなかベッドから出られません。

親や先生からは「やる気がない」「サボり」と勘違いされることもあり、そのストレスでより症状が悪化することもあるので、思い当たる人は一度血圧を確認したほうがいいでしょう。

自律神経失調症の低血圧を改善する方法

低血圧の解決策として塩分を多く摂取することで血圧を上げることができますが、元の原因である自律神経失調症を改善することは出来ません。

鍼灸治療は血圧を上げる・下げることを狙うのではなく、体の状態を一定に保とうとするホメオスタシス(恒常性)がしっかり働くように治療します。

具体的には体の緊張(硬くなっている場所)を見つけ、ツボを使って脱力できるようにします。

結果、自律神経のバランスが取れるようになり体温や血圧が正常な値まで自然に戻り、自律神経失調症も改善されます。

自律神経失調症の症状:不安

不安というのは自律神経にとても大きな影響を及ぼします。

元々、不安というものは誰でも感じますし、人間が行きていく上で必要なものです。

自律神経失調症の人は体のバランスが乱れていることで、感情のコントロールが難しくなります。

「通勤中に急な下痢で周りに迷惑をかけてしまった・・・」

「満員電車がひどすぎて腹痛がひどすぎ。痛すぎて歩けないし、助けて。。。」

このような経験をすると、「また同じことが起こるのではないか」と常に不安がつきまとうようになります。

常に悪いことを考え不安を感じる予期不安とは

まだ起こっていないことを悪い方向に考え不安に思ってしまうことを予期不安と言います。

嫌な記憶がある場所や環境に行こうとすると予期不安が強くなり、考えただけで腹痛や下痢の症状が出てしまうこともあります。

周りからは「考えすぎなだけ」と言われますが、自分の感情をコントロールできず出勤や登校することが難しくなるのは自律神経失調症の症状です。

人によっては突然、動悸や息切れ、などの症状が出るパニック障害の症状も併発します。

予期不安を改善する方法

一般的には心療内科などで処方された抗不安薬を飲むことや、カウンセリングを通し自分を見つめ直すことで自分が不安を強く感じすぎていたことに気づくことが治療となります。

しかし、自律神経失調症の症状が強すぎると、自分を客観視するのは難しいこともよくあります。

そのような人は、不安なことから自分を守ろうと体中に力が入り緊張しており、その緊張を緩めていかなと根本的な改善につながりません。

鍼灸治療では、その緊張を緩め体質からの改善を目指します。

不安が強い方は首肩に力が入ることでコリが強く、ツボを使い筋肉を緩めることで全身の緊張が緩和されます。

過敏性腸症候群混合型の治療 IBSの検査と診断について

過敏性腸症候群混合型の診断は、がんなど危険な病気でないかを知ることが重要です。

似た症状を起こす病気として、大腸がんや難病の潰瘍性大腸炎、クローン病があります。

継続する発熱や血便、体重減少などはアラームサインと言われ、これがある人は確定診断のため大腸内視鏡検査などを行います。

内視鏡検査、と聞くと痛い・怖いイメージがありますが最近の検査機器は小型化しており痛みは出づらくなっています。

下剤を使うことや恥ずかしさに拒否反応があるかもしれませんが、危ない病気ではないとわかる安心感はストレスを減らし症状を緩和する効果もあります。

アラームサインがない人は、血液・尿・便の検査や問診が中心ですので、安心して治療への一歩を踏み出して下さい。

診察は消化器内科や心療内科に行くといいでしょう。

IBSの診断と検査の流れ1:過敏性腸症候群以外の病気を疑うアラームサイン・危険因子について

過敏性腸症候群の診断・検査をする時に一番重要なのは命に関わる病気ではないかを見極めることです。

アラームサインがある場合、まず大腸内視鏡検査や大腸造影検査が行われます。

ここで腫瘍や炎症所見が見られなければ、安心していいでしょう。

腹痛や下痢の他に血便や発熱・体重減少などが見られる

アラームサインの代表的な症状
血便 大腸や直腸では血がついた便が出る
発熱 37.5℃が発熱の目安
体重減少 半年で5%以上の減少
貧血 ヘモグロビン濃度11dl以下が目安で多くは無症状
関節痛 クローン病では膝や足首に起こりやすい

これらの症状は、過敏性腸症候群で併発しない症状です。

腹痛・下痢・便秘と共にこれらの症状がある場合、大腸がんや炎症性腸疾患と言われる潰瘍性大腸炎やクローン病の可能性があります。

過去に大腸の病気の既往がある

大腸に関する病気の既往がある人は、過敏性腸症候群でなく大腸がんの疑いがあり、短時間で行える検査として便潜血検査があります。

この検査は1日1回ずつ2日間行い、便に血が混じっていないかを調べるものです。

進行がんであれば患部から出血が起こりやすくなるため高い確率で見つけることができますが、痔など違う病気でも陽性(反応あり)となるため確定診断には内視鏡検査が必要です。

便潜血検査が陰性(反応なし)であっても、既往があり貧血、細長い便、残便感などの症状があれば大腸がんの疑いがあります。

がんが大きくなると腸内が狭くなるので便が細長くなったり、うまく出ないので残便感が強くなるのです。

この場合も内視鏡検査をすることで、何か病気が潜んでいないか確認することができます。

家族に大腸がんなどの既往がある人がいる

親や兄弟など親族に大腸がんの人がいる場合も過敏性腸症候群ではなく、大腸がんである疑いがあります。

特に、若くしてがんになった、何度もがんになった、同じがんが複数人に発生している、このような人が家系にいる場合特に注意が必要です。

大腸がんの30%に遺伝の疑いがある

遺伝子の関与が疑われる大腸がんは全体の25%程度あると考えられています。

遺伝性疾患とはっきりわかっている大腸がんには家族性大腸腺腫症や遺伝性非ポリポーシス性大腸がんがあり、大腸がん全体の5%程度とされています。

合計30%程度の大腸がんは遺伝に関係すると言われています。

大腸がんの受診科がわからない人は総合病院の内科や外科で相談しよう

大腸がんの検査は、内科や消化器内科、消化器外科などで行うのが一般的で、実際にがんがあるかどうかは内視鏡検査や大腸CT検査で確認します。

内視鏡検査は診療所でも行っている場合がありますが、大腸CT検査は限られた病院での対応になりますので、内視鏡にどうしても抵抗がある場合は直接相談するのがいいでしょう。

遺伝性のがんであるかは、採血による遺伝子検査で知ることが可能です。ただ、非常に専門的な検査ですので遺伝子カウンセリング外来を設けている病院で相談しましょう。

IBSの診断と検査の流れ2:過敏性腸症候群以外の病気を疑うアラームサイン・危険因子がない場合

アラームサインが見られない場合はより簡便な検査で除外診断が行われます。

まず血液検査、尿や便の検査を行い、他に隠れている病気がないかを探ります。

腹痛や下痢の他に症状が見られない場合は血液検査・尿や便の検査を行う

アラームサインがない場合でも、他の病気が隠れている可能性があります。

過敏性腸症候群に似た症状をきたす病気として、糖尿病性神経障害、甲状腺機能異常症、寄生虫などがあります。

糖尿病性神経障害は糖尿病により末梢神経に異常が起きる病気です。主な症状は手足のしびれですが、自律神経も末梢神経の一つなため下痢や便秘が継続的に起こることがあります。

甲状腺機能異常症は甲状腺ホルモンが多くなりすぎると下痢に、少なくなりすぎると便秘を起こす病気です。

寄生虫は様々な種類がありますが、多くのもので下痢や腹痛を引き起こします。

血液検査・尿や便の検査でこれらの除外診断を行うことが出来ます。

IBSの診断と検査の流れ3:血液検査・尿や便の検査で異常なしだった時の診断方法

アラームサインがなく、血液検査、尿や便の検査で異常がなければ問診を行います。

問診では世界的に用いられるRome(ローマ)基準を使い診断されるのが一般的です。

下痢、便秘が続くようになってからの期間、腹痛や腹部不快感の有無、便通で症状が改善されるかが重要となります。

この基準に当てはまれば過敏性腸症候群と診断されます。

IBSの診断に用いるローマⅢ基準とは

日本で広く用いられるローマⅢ基準では、過敏性腸症候群を以下のように定義しています。

①最近3ヶ月の間、月に3日以上にわかってお腹の痛みや不快感が繰り返し起こる
②下記の3つの内、2項目以上の当てはまる
1)排便によって症状がやわらぐ
2)症状とともに排便の回数が変わる
3)症状とともに便の形状が変わる(柔らかいor硬い)

ローマⅢ基準では症状にごとに4つのタイプに分類されます。

便秘型 硬便または兎糞状便が25%以上あり,軟便(泥状便)または水様便が25%未満のもの
下痢型 軟便(泥状便)または水様便が25%以上あり,硬便または兎糞状便が25%未満のもの
混合型 硬便または兎糞状便が25%以上あり,軟便(泥状便)または水様便も25%以上のもの
分類不能型 便性状異常の基準が上記のいずれも満たさないもの

引用元:http://neuro-g.umin.jp/neuro-g/publication/5-kai%20PDF/hongo%20lunchon%20semi%200902_25-29low.pdf

過敏性腸症候群の診断には内視鏡検査などの辛い検査をしなくても診断が可能

過敏性腸症候群の検査で気にする人が多いのは内視鏡検査です。

怖い、痛いなどのイメージがあり検査から足を遠のかせている原因でもあります。

しかし、過敏性腸症候群の診断に内視鏡検査が必須ではありません。

アラームサインや血液検査の異常がなくローマ基準に当てはまれば、過敏性腸症候群の確率は98%だったとのデータ(※)があります。

実際、問診だけで過敏性腸症候群と診断されたというケースもたくさんあります。

病院受診は重要ですので、医師と相談しながら進めてはいかがでしょうか。

(※)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10520844

過敏性腸症候群混合型の治療 7人に1人の割合で起きるIBSの原因について

ほとんどの人にとって、ストレスが症状を出す大きな原因です。

そのストレスを脳が自律神経を介し腸へ伝える「脳腸相関」の働きが下痢や腹痛を起こすメカニズムです。

過敏性腸症候群の日本人有病率は13%、7人に1人の割合だとする調査結果

認知症と言われれば誰でも知っている病気ですが、認知症も高齢者の7人に1人がなると言われ、過敏性腸症候群と同じ割合ですが、その知名度には天と地ほどの差があります。

下痢、便秘、腹痛という症状は誰でも経験し、外から見てもわからない病気のため気づかない人がたくさんいるので、実際に過敏性腸症候群と診断される人は多くありません。

甘えや気にしすぎと言われ、我慢し続けている人がたくさんいるのです。

若い人ほど有病率が高く、男性より女性に多い病気です。

ローマ基準の分類では、混合型の人が最も多くなっています。

(参考)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2770425/

7人に1人がIBSに当てはまる!10代~30代の若い世代に多いIBSの有病率

見出し

過敏性腸症候群混合型の治療と原因IBSの有病率

引用元:http://ibsnet.jp/geri/ibs/

インターネットで行った1万人の調査結果がこちらの表です。

見てわかる通り、若い人ほど有病率が高くなっています。

この表に10代はありませんが、当院の10代患者数割合はかなり高いため相当数いると思われます。

若い人はストレスに対する耐性がついておらず、限られた環境で生活するためストレスが溜まりやすくなっているのが一つの要因です。

また、男性は下痢型が多く女性は便秘型が多いのが特徴です。

混合型は男女ともに高い比率となっています。

過敏性腸症候群混合型が多くなる理由

男女ともに混合型の割合はかなり多くなっています。

下痢と便秘という相反する症状が一緒に出てしまうのは、どちらも腸の動きが過剰になることで起こる症状だからです。

下痢は腸の動きが早く便の滞在時間が短いため水の吸収ができず、便秘は腸の動きがいびつになることで腸内が狭くなり便の通りが悪くなり起こります。

また、腸が狭くなり便秘が起こっているとその後ろに控える便は水分量が増えるため、便秘が解消されたと思ったらすぐに下痢便が出るという症状が起こります。

下痢・便秘どちらの症状が出てもおかしくない腸の状態なため、過敏性腸症候群では混合型の症状が一番多くなっています。

日本人のIBSの有病率

  男性 女性
20代 13.7% 21.9%
30代 13.4% 19.0%
40代 10.3% 18.5%
50代 8.9% 11.4%
60代以上 7.0% 10.4%

こちらは先に掲載したグラフの数字をまとめたものです。

日本人の有病率は先の調査で13.1%と推定されました。

海外でも概ね10〜15%という数字が発表されていますので、日本人に多い病気ということではありません。

一方、他国では男性に比べ女性の有病率が2〜4倍高いとされており、日本は比較的性別での差が少なくなっています。

過敏性腸症候群が女性に多い理由

過敏性腸症候群が女性に多いのは、女性特有のホルモンの働きが関係します。

女性ホルモンの影響で、男性に比べストレスで調子が変わりやすく腸の変化も起こりやすくなります。

女性は男性に比べ生理があるためホルモンバランスが乱れやすく、過敏性腸症候群の有病率に差が出ていると考えられます。

女性に多いPTSDやパニック障害

女性の有病率が高い病気としてPTSD(心的外傷後ストレス障害)やパニック障害といったストレスが原因と考えらるものがあります。

女性は男性に比べ2倍の有病率(※)になっています。

これも女性ホルモンとの関係があります。

(※)日本精神神経学会総会 ストレス反応の男女差

女性ホルモンの影響でストレスが強くなる理由

人はストレスを受けた際にコルチゾールというホルモンを分泌しその環境に対応しようとします。

女性は女性ホルモンのエストラジオールの影響でコルチゾールの分泌量が減ってしまい、男性に比べストレスの影響を受けやすくなります。

生理前の症状悪化も女性ホルモンが関係している

生理前後になると下痢、便秘、腹痛、ガスなど過敏性腸症候群の症状が悪化するという人が多くいますが、これも女性ホルモンと関係があります。

生理前に分泌されるプロゲステロンは腸の動きを抑える働きがあるため便秘傾向になります。

生理が始まるとプロスタグランジンが分泌され腸の動きが活発になりやすくなるので、下痢や腹痛の症状が起こりやすくなります。

下痢が起こる理由と症状を放置する危険性

過敏性腸症候群の慢性下痢が起こる理由は腸内で水分吸収される前に排泄されてしまうことです。

放置すると低栄養や脱水、痔などの危険性があります。

通常、慢性の下痢には4種類あります。

蠕動(ぜんどう)運動性下痢とは

蠕動運動性下痢は、自律神経の働きが乱れ腸が過剰に動くことで食べ物が短時間に通過し十分な水分吸収がされないまま下痢として排泄されます。

この時の過剰な動きにより、痛みも同時に感じます。

過敏性腸症候群による下痢はこのタイプが最も当てはまります。

浸透圧性下痢とは

浸透圧性下痢は、一部の糖類や牛乳など水分吸収されづらい食べ物が水分吸収されないまま腸を進み下痢として出ます。

過敏性腸症候群でも食後に症状が出やすい人はこれも当てはまります。

分泌性下痢とは

分泌性下痢とは腐ったものや古いものを食べた時に起こる食あたりの下痢です。

腸からたくさんの水が分泌され大量の下痢になるため、何も食べなくても下痢が続きます。

滲出(しんしゅつ)性下痢とは

滲出性下痢とは腸内で慢性的な炎症が起こり粘液などが分泌されると共に、水分の吸収能力も低下するため続く下痢です。

慢性下痢で心配される若者の栄養不足や脱水

慢性の下痢で一番問題なのは、下痢を恐れるあまり食べたり飲んだりする量が減ることで栄養不足や脱水になることです。

過敏性腸症候群は若い人ほど有病率が高く、10代から意識的に食事量を減らすことで骨や筋肉などの発達が未熟なことで、加齢とともに疲れやすくなったり筋肉不足による痛みなどが出る可能性が高くなります。

慢性の下痢で水分が少ない上に摂取する水分量が減ると脱水症状として、手足の震えや吐き気などが出る危険性があります。

トイレに何度も行くことで痔になる

下痢で1日に何度もトイレに行くと痔になる心配もあります。

お尻をふく回数、いきむ回数、ウォシュレットを使う回数が多いと肛門部への刺激が多くなり感染のリスクが上がるため、痔になりやすく痛みや出血の原因になります。

下痢を改善させる低フォドマップ食

食後の下痢を改善させる方法として、一部の糖質を除いた食事を長期間続ける低フォドマップ食があります。

下痢の原因になっていた食べ物を知り避け続けることで、体の体質を変え下痢が起こらなくし腹痛なども改善します。

ただ、長期間続ける必要がありパンや麺類など多くの食事制限が必要になります。

関連記事:外食で下痢やガスが怖い人に一番向いている低フォドマップ食はこれだ!

下痢に効果的な鍼灸治療

鍼灸治療でお腹の硬さを改善する治療を1〜2ヶ月行うことで、体質から根本的に変え今まで下痢を起こしていた食べ物にも腸が過敏に反応することなく食事を楽しむことができるようになります。

腸が動きすぎることがなくなるので、下痢や腹痛が起こらなくなります。

便秘が起こる理由と症状を放置する危険性

過敏性腸症候群の慢性便秘は腸がけいれんし便の通りが悪くなることで起こり、放置すると腸内で便が発酵し様々な症状が起こります。

慢性便秘の原因は大きく3種類に分けられます。

カチカチ便になる弛緩(しかん)性便秘とは

腸の動きが弱くなることで便の動きが遅くなりなかなか排泄されず便秘となるのが弛緩性便秘です。

便の水分が吸収されすぎるためカチカチの硬い便になります。

この便秘が一番多いとされています。

コロコロ便にる痙攣(けいれん)性便秘

自律神経の影響で腸の動きがけいれんするように不安定になり、腸内の一部が狭くなることで便の通りが悪くなり起こるのが痙攣性便秘です。

ウサギの糞のようなコロコロ便(兎糞)の形になりやすいのが特徴です。

過敏性腸症候群の便秘は主に痙攣性便秘により症状が引き起こされます。

残便感が強い直腸性便秘

便が出口すぐである直腸まで来ても便意を感じづらくなるのが直腸性便秘です。

便をしても出し切った感じがしない残便感を強く感じます。

便秘が続くとガスや腹鳴が増える

便秘が続くと多くの人を悩ませるのがガス(おなら)症状で、腸内に長期間便が残ると発酵し大量のガスを発生させます。

ガスは腸の動きをさまたげる上、腸を圧迫して刺激を与えるので便秘や腹痛をより悪化させ、お腹の張り感が強くなり、腹鳴(ふくめい)も出てきます。

便秘で悪玉菌の増殖、肌荒れ、イライラ、痔など全身に影響

便秘が続くことでお腹以外にも全身に影響します。

とどまった便が発酵し腸内環境が乱れ悪玉菌が増え、肌荒れ、イライラにつながります。

また、硬い便を無理に出そうとして肛門部に強い刺激が加わるため痔になることもあります。

「なんだか体の調子がすぐれない」と思った時は便秘が原因かもしれません。

過敏性腸症候群の便秘対策は注意が必要

一般的に便秘の対処法として乳酸菌や発酵食品、食物繊維を摂取して腸内環境を整えるのがいいと言われます。

しかし、これらの食品は腸内の発酵をより進めガス症状などを悪化させる原因になるため注意が必要です。

特に過敏性腸症候群の場合、痙攣性便秘の人が多いため自律神経へのアプローチが重要となります。

鍼灸治療で腸のけいれんが起きやすい下行結腸部を緩める

鍼灸治療では、腸のけいれんが起きやすい下行結腸部(本人から見てお腹の左側)の硬さをよくチェックします。

腸の状態はお腹の筋肉にあらわれますが、お腹の筋肉が緩むように治療することで自律神経を整うので腸が動き出すことを患者さんも感じることができます。

便秘が解消されれば、同時に起こる発酵ガスも発生しなくなり改善が可能になります。

過敏性腸症候群の原因:ストレスによる自律神経の異常

過敏性腸症候群の原因として一番に挙げられるのが自律神経の異常です。

自律神経は内臓全般のコントロールを行う重要な神経です。

この神経のお陰で内臓を意識しなくても自動的に心臓が動き消化され便意を催します。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、必要に応じ振り子のように強弱を繰り返しバランスを取ります。

このバランスが取れていると健康な状態ですが、強いストレスが継続的にかかることで自律神経が乱れます。

交感神経とは

交感神経は活動するための神経で、寝起きから徐々に強くなり筋肉や脳を中心に血流を送り体を動かしやすくします。

緊張、運動、仕事などでストレスが強くなると、交感神経の働きも強くなります。

交感神経が強いと、胃腸への血流量は減り働きも弱くなるので食欲や尿意を感じづらくなります。

副交感神経とは

副交感神経は休み回復するための神経で、睡眠中や休憩時に強くなり胃腸の働きを活発にしたり心拍や呼吸をゆっくりにします。

お風呂に入ったり、安心できる空間にいる時、交感神経が強くなった後に副交感神経が強くなります。

リラックスしているので、急な変化やストレスに対応できない状態とも言えるでしょう。

ストレスにより自律神経に異常が起きる理由

ストレスにより自律神経が乱れるのは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れるからです。

継続的に強いストレスがかかる状態は人間にとって緊急事態です。

身を守るために自律神経の交感神経を強め緊張状態を作ります。

交感神経が強くなりすぎると、副交感神経が弱まり働かなくなります。

この状態が続くと自律神経のバランスが崩れてしまうのです。

薬では、一つずつの症状に対して対処することはできますが、自律神経を直接治すことはできません。

鍼灸治療では、緊張状態を緩めることで自律神経の働きを正常にすることができます。

自律神経の異常により消化管運動の異常が起きる理由

自律神経は内臓の働きを調整しますが、乱れると働きが悪くなり腸の消化管運動に異常が起こります。

ストレスで交感神経が強くなれば腸が働かない状態が続き便秘になります。

交感神経が強い状態が続くと、急激に副交感神経が強くなるため今度は腸が動きすぎて下痢が起こります。

この繰り返しが、過敏性腸症候群混合型の症状につながります。

混合型の症状は下痢と便秘が同時に起こるため、薬で対応するのが難しい症状です。

鍼灸治療であれば、自律神経に直接働きかけ腸の運動を正常に戻すことができるので、下痢と便秘どちらも一緒に治すことができます。

自律神経の異常により知覚過敏状態となる理由

ストレスがかかり続けると、交感神経が優位になります。

交感神経は別名「闘争神経」とも言われ、戦うような場面で強くなるものです。

戦う際は、様々な刺激に敏感に反応しないとやられてしまうため、全身の神経が興奮し感覚が敏感になります。

腸も例外ではありませんので、交感神経が優位な状態が続くと腸も知覚過敏を起こしてしまうのです。

実際、腸の中にバルーンを入れどの程度ふくらませ圧をかけると痛みを感じるかという実験(※)があります。

腸壁内の知覚神経を興奮させ内臓痛を測定するこの実験では、健康な人が痛みを感じない圧でも過敏性腸症候群の人は痛みを感じました。

健康な人が痛みを感じ始める圧では、強い痛みを感じるという報告があります。

西洋医学では痛み止めで対応することが多いですが、強い痛みに対応することが難しく副作用も心配されます。

鍼灸治療であれば、交感神経の働きを鎮めることができるので知覚過敏も改善することが可能です。

(※)https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/133/4/133_4_194/_pdf

神経質な性格や自律神経失調症の人は過敏性腸症候群になりやすい

神経質な性格だと過敏性腸症候群になりやすいと言われます。

原因として、神経質な人は完璧主義の人が多く自分の思うように物事が進まないとストレスを感じます。

自分の失敗はもとより、人の小さなミスも気になるのです。

人の小さな変化に気づきやすいのも特徴で、相手の不機嫌を変化を自分のせいだと思い込み人間関係のストレスも発生しやすくなります。

めまい、耳鳴り、疲労感、不眠、動悸、多汗などは自律神経失調症の症状です。

自律神経のバランスが乱れこのような症状を起こすため、過敏性腸症候群を併発している人も少なくありません。

自律神経失調症の方は、様々な症状が混在するストレスから体が回復できない状態になっています。

鍼灸治療をすると、体の回復に必要な食事や睡眠が取れるようになるので、自己治癒力を高めるように導くことができます。

過敏性腸症候群が慢性化しやすい理由

ストレス→腹痛や下痢→症状への不安→不眠・過食・ホルモンの乱れ→ストレス→腹痛や下痢・・・

過敏性腸症候群は負の連鎖が起こりやすく、これが原因で慢性化を招きます。

こうなった場合、自分で治すというのは難しく、悪化するとうつ症状などにもつながってしまいます。

病院を受診し薬でつらい症状を取り除くことはできますが、不安感などを解消しこの連鎖から抜け出すことは簡単ではありません。

鍼灸治療では下痢や腹痛などの症状だけでなく、体の緊張を緩めることで不安感などメンタル面についても改善することができるので慢性化から抜け出すことができます。

ストレスがなくなった後もブレイン・ロックにより症状が治まらない

過敏性腸症候群を治すためにはストレスの原因を除くことが重要です。

しかし、ストレスをなくしても症状が改善しないというケースもよくあります。

例えばストレスの原因となっていた学校や仕事をやめ家でゆっくり過ごしているのに腹痛や下痢が治らないというものです。

この原因はブレイン・ロックです。

症状が長期に渡ると脳に症状が固定化されてしまう現象で、無意識に定着するため自分で気づくことが難しく脳が勘違いし続けます。

ストレスもなく検査をしても異常がないのに、症状が続く場合はこの疑いがあります。

心療内科でのカウンセリングや客観的に自分の症状を見つめ直し記録することが有効ですが、これだけでは治らないケースもたくさんあります。

鍼灸治療では治療前と治療後に患者さんと一緒にお腹の硬さを確認することで改善の変化を共有し、症状についても点数化することで客観的に改善していることがわかるような仕組みを作っています。

こうしたことを毎回続けていくことで、「良くなっている」ということをしっかり意識することができるのでブレイン・ロックが自然となくなっていきます。

過敏性腸症候群混合型の治療 下痢・便秘を繰り返すIBSの治療の種類について

過敏性腸症候群混合型の治療にはいくつかの種類があります。

治療法 主な治療内容
投薬 症状に対応する薬や漢方薬の処方
食事療法 腸内環境の改善、発症原因の食材除去
運動療法 ウォーキング、腹筋運動
心理療法 認知行動療法、自律訓練法
鍼灸治療 ツボを使った自律神経の根本改善

どの治療にもメリット・デメリットがあります。

また、過敏性腸症候群と言っても症状によって内容や効果が異なります。

IBSの治療1:コロネルやイリボーなどの病院処方薬について

通常、最初に行う治療は病院処方薬です。

症状によって処方される薬は大きく異なります。

下痢型の病院処方薬

下痢型の場合はセロトニンの働きをブロックすることで脳からの過剰な命令を抑制するイリボーがよく使われます。

下痢だけでなく痛覚過敏も改善できますが、女性を中心に強い便秘になってしまう副作用があります。

腸の運動調整をするロペミンも使われます。

便秘型の病院処方薬

便秘の場合は便の水分が腸内で吸収されにくくすることで排便を促す酸化マグネシウムがよく使われます。

量が多すぎると下痢になる副作用が見られます。

便の水分量を増やす浸潤性下剤のベンコールや、腸の動きを整えるブスコバンなども使われます。

混合型の病院処方薬

混合型には腸の働きを調整し下痢・便秘共に有効なコロネル、セレキノンが使われます。

腸内環境を整えるビオフェルミンなどの整腸剤もあります。

過敏性腸症候群の漢方薬や抗不安薬

桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)や大建中湯(ダイケンチュウトウ)などの漢方がよく処方されます。

不安感が強い方には、不安をやわらげる抗不安薬が用いられます。

病院処方薬でIBS治療をするメリット

病院処方薬で治療をするメリットは即効性が期待できることです。

特に下痢にはイリボーが、便秘には浸潤性下剤などが飲んですぐに効果を感じられるでしょう。

急に不安が襲ってくるという方は抗不安薬のデパスなどが頓服として使用できすぐに効果があらわれます。

合わせてゆっくり腸内環境を改善していく整腸剤や長期間優しく効く抗不安薬のメイラックスを併用することが可能です。

病院処方薬でIBS治療をするデメリット

基本的に対処療法であり、根本から治すというものではありません。

必要に応じて飲み続けなければいけません。

副作用や薬の効き過ぎで下痢型の人が便秘で困ったり、便秘型の人が下痢になることもあります。

また、飲み始めは効果があったものの、飲み続けると効かなくなるケースもあります。

IBS治療2:食事療法で腸内環境を整える

自分で改善してく方法として、食事療法があります。

過敏性腸症候群は腸の病気なので、食べ物と密接な関係があります。

一番大事なことは、自分に合わない食品を知るということです。

その食品を避けるだけでも日々の辛さが大きく緩和されます。

腸内の善玉菌を増やすことも長期的に症状の改善につながるので、症状に合わせお腹にいいものを食べることが重要です。

食事について知ることで日々の生活はしやすくなりますが、根本的な解決にならず好きなものでも我慢しなければいけません。

鍼灸治療は続けることで食べ物に反応しない腸になるので、好きなものを我慢することが苦手な人に向いています。

腹痛や便通の変化を起こしやすい食品を控える

腹痛や下痢を起こしやすい食べ物については、昔から様々な研究がされています。

種類 食材
炭水化物 パン、ラーメン、果物、豆類、お菓子、ジュース
高脂質食品 脂の多い肉、油、インスタント食品
アルコール ビール、ワイン、日本酒
カフェイン コーヒー、栄養ドリンク
刺激物 にんにく、唐辛子、カレー、キムチ
乳製品 牛乳、ヨーグルト、クリーム

これらの食品は、腸への影響が大きいとされる食べ物です。

人によっては全く影響ない人もいますし、食べたらすぐに下痢や腹痛を起こす人もいます。

腸内環境の改善を妨げる食品1:炭水化物

最近の研究で一部の炭水化物がガスを増やし腹痛を誘発したり、下痢の原因になることがわかってきました。

それが「FODMAP(フォドマップ)」と言われるものです。

低フォドマップ食とは

FODMAPとは腸で発酵しやすい食品である、オリゴ糖、2糖類、単糖類、ポリオールのことです。

これらを除いた食事法を低フォドマップ食と言います。

具体的な食材として小麦粉で作られるパンやラーメン。たまねぎや大豆。乳製品である牛乳やヨーグルト。果糖が多い果物、ジュース、お菓子。

普段口にすることの多い食品がならびます。

これらの食材を数ヶ月避けることで、食べ物に反応しない腸へと回復します。

ラーメンを食べた後は下痢をする。お菓子をたくさん食べた後お腹が痛くなる。

そんな経験がある方は、FODMAPが影響しているかもしれません。

腸内環境の改善を妨げる食品2:脂質

肉などに含まれる脂質は食べすぎると腸に負担をかけ、悪玉菌を増やします。

肉だけでなく、外食やインスタント食品も脂質が多く含まれています。

脂質は消化に時間がかかり腸に負担がかかる

糖質やタンパク質は胃までで大部分が消化されます。

脂質は胃で消化できず、小腸ですい臓や胆のうの力を借りて消化するので時間がかかります。

脂質には腸の動きを強める効果があり、摂取する量が多いと消化が追いつかず激しい動きで下痢や腹痛が引き起こされます。

これらの原因で、脂質は腸に負担がかかるのです。

肉をたくさん食べると腸内で悪玉菌が増える

肉の主成分である脂質やタンパク質は悪玉菌の餌になります。

肉類をたくさん食べると腸内で悪玉菌が増殖し腸内環境のバランスが崩れて、おならが増えたり臭いが強くなります。

腸内環境の改善を妨げる食品3:アルコール類

健常者とアルコール依存症患者の腸内細菌を調べると、生息する最近の割合が違うことがわかっています。

アルコールを多く摂取すると体内で活性酸素が発生し、腸内細菌のバランスが崩れ腸内環境が悪化します。

特に下痢型の人は悪化要因になるので、過度な摂取は控えましょう。

腸内環境の改善を妨げる食品4:香辛料やカフェインなどの刺激物

香辛料やカフェインは体にとって刺激物です。

大量に摂取すると腸が炎症を起こし粘膜を傷つけてしまいます。

特に下痢をする人は原因になりやすいので、摂りすぎに注意しましょう。

便秘型のIBSの人におすすめの食品:食物繊維が豊富な食品

便秘改善の食品といえば食物繊維が有効です。

便の量を増やし腸を刺激したり、便を軟らかくする効果があり、腸内環境を改善させます。

食物繊維は「不溶性」と「水溶性」の2種類あり、それぞれ働きがありますので、バランスよく摂取するとより効果的です。

ベストバランスは不溶性2に対し水溶性1と言われます。

水に溶けず、腸内の水分を吸収する不溶性食物繊維

不溶性食物繊維は水に溶けず、腸内の水分を吸収してふくらみ便の体積を増やします。

腸の動きを活発にするので、腸が動かず便秘になる弛緩性便秘の方に向いています。

豆や根菜、穀物、きのこ類、イモ類に多く含まれています。

代表的な食材は、いんげん豆、あずき、おから、えのき、ごぼう、さつまいもなどです。

水に溶け、便の量を増やす水溶性食物繊維

水溶性食物繊維は水に溶け、便の量を増やします。

軟らかい便になるので、カチカチ便で困っている人に向いています。

腸内で善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きがあります。

海藻、りんごやみかんなど果物、にんじんやトマトなどの野菜に含まれています。

食物繊維は腸内の有害物質を吸着して便として排出する

食物繊維は余分な糖分、コレステロール、ナトリウムなどの物質を吸着し便として排出することで腸内環境を改善します。

特に水溶性食物繊維は水分を含むので、吸着性に優れています。

食物繊維は腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らす働きがあるため腸内環境が改善する

食物繊維は大腸内で発酵・分解され、ビフィズス菌などの善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで腸内環境を改善させます。

特に水溶性食物繊維は発酵しやすい性質を持っています。

このように食物繊維は便秘の改善に向いていますが、ガス症状やお腹の張りが強い人は腸内発酵でより症状が悪化してしまう可能性があります。

また、忙しい中毎日食物繊維を意識した食事をするのは大変です。

鍼灸治療であれば、副作用がほとんどないので便秘とガスを同時に治療することができ、週1〜2回の治療で症状を改善することができます。

IBSの治療3:運動療法で胃腸機能を改善する

運動療法はお金がかからず、すぐに始められる過敏性腸症候群の治療法です。

適度な運動習慣を身につけることは、胃腸機能の改善に有効とされています。

特に、自律神経を整え腸の働きを正常にしたり、外に出たり汗をかくことでストレスの発散につながります。

過度な運動は自律神経のバランスを悪くしたり、腹痛や下痢を誘発する恐れがあります。

自分に合った運動や量を見極めることが重要です。

過敏性腸症候群で運動した人のほうがしない人よりも症状が改善したというデータ(※)もあります。

すぐに効果は出ないかもしれませんが、まずは1ヶ月を目安に続けることを目指しましょう。

(※)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21206488

ウォーキングによる効果1:血液循環が改善し胃腸機能を改善する

適度なウォーキングは便秘の方や、不安が強くなると症状が出る方に向いています。

続けることで自律神経の働きが整い全身の血液循環が改善します。

それにより腸の動きもよくなり、排便を促します。

 

ウォーキングによる効果2:セロトニンを分泌し自律神経を整える

ウォーキングをすると、脳でセロトニンが分泌されます。

セロトニンは副交感神経の働きを強めるので、体をリラックスさせ自律神経を整えます。

ウォーキングによる効果3:ストレス発散になる

ウォーキングはストレス発散効果もあります。

過敏性腸症候群になると、お腹のことを心配し外に出なくなってしまいます。

ウォーキングのために外へ出ることで気分転換に繋がり、不安感が薄れる効果もあります。

ウォーキングを継続することが難しければ鍼灸治療が有効

ウォーキングはすぐに効果が出るわけではなく続ける必要があります。

しかし、一人で長期間運動を継続するのは簡単ではありません。

鍼灸治療では過敏性腸症候群に詳しい専門スタッフが状態を確認しながら治療を行いアドバイスもしますので継続しやすいです。

ウォーキングと併用して治療することもできます。

腹筋よる効果2:便秘型の人は腹筋を作る事で排便がスムーズにできるようになる

自宅で気軽にできる腹筋運動は、外に出る必要もないのでお腹のことを気にせずすぐ始められます。

腹筋の力が弱っていると、腹圧が高まらずうまく便が出ないことがあります。

 

腹筋を鍛えることで、排便がスムーズに行えるようになります。

仰向けで寝て膝を立て手を頭の後ろで組んだら、おへそが見えるくらいまで体を起こすだけでも腹筋運動になります。

10回程度を目安として毎日続けられる回数を目標にしましょう。

慣れてきたら、少しずつ回数を増やすと効果的です。

女性に便秘が多い理由は腹筋にある

男性に比べ女性は便秘になる人が多いですが、その原因の一つに腹筋の弱さがあります。

特に、便意はあるのになかなか出ない、トイレを出たり入ったりするような直腸性便秘の方は関係があります。

直腸にある便を押し出すためには、お腹に力を入れ腹圧(ふくあつ)を高めなければいけません。

腹筋運動で気をつけたいのは、筋肉を硬くすることで症状が悪化してしまう人がいることです。

そのような場合は、鍼灸治療でお腹に筋肉を柔らかくすることで腹筋での悪化を防ぎ効果的な筋トレが行えるようになります。

 

 

 

 

IBSの治療4:心理療法により過敏性腸症候群の原因となるストレスを緩和する

心理療法は自律神経が乱れることで神経質になっていたり、思い込みが強くなっている、トラウマでフラッシュバックすることで過敏性腸症候群が悪化してしまう人に向いている治療法です。

一人で行うこともできますが、心療内科など専門家 と共に行うことで効果は大きくなります。

現在一般的に行われている心理療法の一つに認知行動療法があります。

認知行動療法により腹部症状への不安感が軽減する

認知行動療法はうつ病、パニック障害、強迫性障害など様々な精神疾患に科学的に認められた治療法です。

思考、感情、行動は密接に関係しているとの考えの元、自分の思考と現実のズレを確認し、色々な見方を身につけることを目的とします。

自分の感じる不安やストレスを減らしていくことで、過敏性腸症候群の改善に繋げます。

認知行動療法のデメリット

認知行動療法は過敏性腸症候群という病名では保険適応になりません。

保険適応になるためには、うつ病・社会不安障害・強迫症・パニック症・PTSDなどの病名が必要になります。

また、実施している病院が多くなく地域によっては受けたくても受けられない状況です。

自費で行うと5000円前後が相場となり、20回程度の利用が必要となります。

ふくぎ鍼灸院の鍼治療なら5回程度の治療で効果が実感できるので、金銭的な負担が少なくすみます。

IBS治療4:鍼灸治療によりIBSを根本から改善する

鍼灸治療は、「お腹の弱いのは体質だから」と諦めている症状を根本から改善することができます。

鍼(はり)や灸(きゅう)を使い体の手足を中心としたツボを刺激して体が自分で治そうとする力を引き出します。

あなたが体質だと思っている症状は治療できます。

過敏性腸症候群は再発を繰り返し完治が難しいため根本からの治療が望まれる

鍼灸治療の一番のメリットは根本的に改善が可能だということです。

自律神経に働きかけ整える作用があり、継続して治療を受けることでストレスを受けても症状が出ないよう根本からの改善が望めます。

便秘型や下痢型、混合型だけでなくガス型や腹鳴など幅広い症状に対応可能です。

鍼治療は副作用がほとんどない

薬を飲みたくても副作用が強すぎて飲めないというケースが多くあります。

鍼灸治療は副作用が出ることはほとんどなく、安心して受けることができます。

整動鍼(せいどうしん)という技術のメリット

ふくぎ鍼灸院で使用しているハリの技術は「整動鍼(せいどうしん)」というものです。

硬くなったお腹に直接ハリをするのではなく、硬くなった原因を改善する手足のツボにハリを打つ技術です。

この方法は治療効果が長く続き、痛みが非常に少なく、副作用がほとんど起きないというメリットがあります。

鍼灸治療で出来るIBSの根本治療とは

根本的に治療できる理由は、ハリの最大の特徴である筋肉を緩めるという効果にあります。

内臓は手術でもしない限り直接見ることができません。

しかし、内臓の状態は自律神経の反射を介してお腹や背中の筋肉にあらわれます。

過敏性腸症候群の患者さんのお腹や背中は触るとカチカチで過敏になっています。

これは、内臓の過敏性が筋肉にあらわれている状態です。

お腹の筋肉を鍼灸で柔らかくし、触られても平気な状態にすることで腸にも同じような影響を与えます。

これを体性自律神経反射と言います。

お腹の中でも特に硬い部位や触られて苦しくなる場所を探しピンポイントで緩めることができるのです。

 

整動鍼では手足のツボからお腹の硬い場所をピンポイントにゆるめることが可能です。

これをまずは5回継続することであなたの体質が変わり、症状の変化を実感することができます。

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